そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.537  始動・2006

 元旦から2・3日晴れていた空がまた荒れてきて,2006年が実質的に始まった。5日は私の仕事始め。役所は4日だが,町誌の編集に当たっている私は1日ずらして5日とした。その辺り自分で決められるから楽だ。どうせ新年の挨拶などがあり,かたくるしい年の初めを過ごさなければならなくなるだろうから,それを避けたかった。

 気高総合庁舎(旧気高町役場)の2階が私の仕事場で,この階には近くの部屋にもう1つ事務所が入っているだけ。庁舎の職員はすべて1階で仕事をしている。用事のあるときだけ私が下に降り,担当の職員が上がってくる。
 たまに執筆に当たっている委員がたずねて来るが,来ない日の方が多い。暖房と電気は自由に使えるし,電話は内線だがもちろん外にもかけられる。朝8時過ぎに登庁して,昼は家に帰って食事,午後は1時前に来て5時15分に退庁。まずまず不自由はない。

 その間の相手の大部分の時間は1台のノートパソコンである。町誌原稿をひたすら入力し,訂正があればそれを入力し,そんな日々である。
 このパソコンは気高町時代の「パソコン教室」に使っていたもので,あまり性能のいいものではない。しかもインターネット接続もしてないから,ちょっと暇に任せてあちこち覗いてまわることもできない。だからひたすら訂正か所を消し,新しい原稿を入力するだけ。
「独り言が増えたんじゃない。」
と妻が言う。そうかもしれない。パソコンを相手にしゃべっているのは,まわりから見ると全部独り言。

「けたか子ども読書推進委員会」は私が委員長をしている会である。県指定を受けている鳥取市立気高図書館の事業の一つである。実質的には図書館が事務的なことも全部進めているのだが,事業の折には挨拶をし,会を進めなければならない。
 1月6日には2回目の委員会を持った。実は,今年1回目の委員会には出席したが,それ以後3回あった事業に私は欠席していた。暇な私も都合の悪いことはある。他の委員もなかなかすべての会に出席することは難しいらしいが,それでも何回かの事業には参加したようだ。会の内容は感じることができた。
 この指定研究は昨年度からの2年間なので,あと2・3の事業を残して終わることになる。その計画について話をまとめる。

 次回の予定を決めて会を閉じる。なんだか私自身が最近少し忙しくなったようだ,トルコ・カイロの旅のしわ寄せが来ているのかな。町誌の様々な変更が響いているのかな。この調整にはあとしばらくかかるかもしれない。