空の山通信11

No.578  花は盛り

 急に暖かくなった。昨日は春霞(これは黄砂現象なのだが,暖かいこのころの現象をそう呼んでいる)で一日中山がかすんでいた。近年鷲峰の雪が4月まで残ることはなかったように思うが,今年は今日やっと見えなくなった。もちろん後ろの山々はまだ白さが目立っている。
 4月に入ると鯉のぼりがあちこちで泳ぎだす。これから旧の端午の節句(5月31日)まで泳ぎまくることになる。

 桜(近所の家の)は終わったが,その他の花が,一斉に咲き出した。
 我が家のハナモモはピンクの花をぎっしりつけて,桜に続いて満開になり,これももう終わりごろとなる。
プリムラももう咲ききっている。秋の手入れがちょっと悪かったために少し遅れたが,3月には大体咲きそろっていた。できるだけ外で管理するようにし,雪や風の心配なときだけ中に入れるようにしたので花の色が鮮やかだ。今年は玄関にプランターを並べてやった。ピンクと白の花が入り混じって豪華絢爛という感じだ。

チューリップも早咲きのものは三月終わりには咲いていた。妻が「ちょっと種類の違うのを買ってみた」というのは,茎が伸びずにつぼみが出て花が咲くという変わったものだった。もちろん遅咲きのものもあるから,これからまだまだ楽しむことができる。
スイセンも4種類あるが,これもよく咲いている。大きな花をつけるのもきれいだが,小さな種類もまたいい。これはヨーロッパのもの。

シバザクラがいっぱいに咲き出した。これは球根ではなく,種蒔きするわけでもないから楽に育てられそうな感じがするが,放っておくと花壇の後ろの方に勝手に株を増やして移動し,前の方には花がない,というようなことになるから,やっぱり手をかけなければならない。もちろん肥料も必要。
ムスカリも青紫の花が鮮やかだ。何年か前に百球ばかり買って植えた。この球根は小さく,よく増える。葉が枯れたら掘り上げてしまっておくが,小さくて全部掘り上げることは難しい。

もう一つ楽しみにしているものにサクラソウがある。プリムラは西洋サクラソウだが,こちらは日本サクラソウ。ピンクと白を鉢植えしている。今年は株分けをして鉢を少し増やしたが,全部芽を出し,早いものは咲き始めている。西洋サクラソウとは違った趣が感じられてまたよい。

【お知らせ】 この「通信」少し休みます。次回は28日になります。