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春の山菜のシーズンなので,せめてワラビくらい息子たちに持って行ってやろうと朝早くでかけて収穫する。東京じゃあなかなか食べられないだろう。もちろん採りに行くこともなかろう。シーズンといっても低い山はもう終わりに近い。それでもゴールデンウィークが終わって,山菜採りもちょっと淋しくなる。ということは多い収穫が望めそうだ。30分もすると二人合わせてナイロンの買い物袋に半分以上は採れる。 ワラビの料理について一談議。灰汁抜きなどは基本的なことだが,「塩っぺをいっしょにしてまぜて食べるとおいしい」と妻が言い,私と長男も「そうだ,塩っぺだ」と言う。「えっ,何のこと?」と長男の嫁さん。食べたことがないと言う。いろいろと説明するがわからない。ついにインターネットで検索。 浜松町での演劇鑑賞からの帰り,ちょっと飲み物を買うか,と私が店に入っている間に,妻が「塩っぺ」に似た昆布の加工食品を買い求める。 東京に塩っぺはなかったが,もどきの「塩昆布漬けワラビ」をみんなが「うまい,うまい」と言って食べた。帰って私もインターネットで調べると,「ワラビの塩っぺ漬け」「塩っぺ茶漬け」なども出ている。 |