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空の山通信11

No.616  梅雨から夏へ

「梅雨末期」について書いたが,まだ梅雨は明けそうにない。「少し長引くもよう」と気象庁も言っているようだ。
 記録を見ると,ダントツ1位は梅雨明けが発表できなかった1993年(平成5)。この年は記録的長雨,低温,寡照のため大冷害となった。第2位は8月3日(1941・昭和16,1998・平成10),第3位は8月2日(1954・昭和29),第4位は7月31日(1988・昭和63年)と続く。
 ついでながら梅雨明けが早かったのは7月3日(1978・昭和53)となっている。私が小学校の6年生のころ,そんなに長い夏があったのかなと考えてみるが思い出せない。

 さて,我が家の花も夏の花々が咲き始めている。
フウランが咲き始めた。去年隠岐の島観察旅行のときに買ってきたものである。このページNo.486「絶滅危惧種」で次のように書いている。
〜〜 フウラン(ラン科)・絶滅危惧U類。これはこの間隠岐の島で買って帰った。買ったときにはよく咲いていたが,今は散ってしまっている。たぶん環境が変わったので,花を落として慣れようと努力しているところだろう。涼しい日陰において慣れるのを待つ。〜
 もちろん野生のものを採ってきたものではない。最近では栽培技術が進歩して,園芸店,みやげ物店でもたくさん販売されている。
 我が家の環境にもなれたらしく白い花を付け始めた。来年は隠岐の島の島前が計画されるようだから,ナゴランを買って育ててみようかなと思っている。

 キキョウが満開である。この花についてはすでに書いているので詳しくは書かないが,今が真っ盛りというところ。本当は盆の墓参りにほしいので,花が枯れるとすぐに摘んで,出来るだけ長持ちさせるようにしている。あと3週間あまり持つか,ちょっと心配。
 エンゼルストランペットは,冬越しが心配だった。去年は3つの方法で冬越しを試みた。@株を残して出来るだけ防寒をしてやる。A株を掘り起こし出来るだけ土を付けたまま物置で過ごさせる。B枝を切り取って水につけ,物置で過ごさせる。
 結果は@Bは失敗,Aだけが成功した。@Bについてもこれまでうまくいっていたのだが,去年の冬はだめだった。それだけ寒さが厳しく,雪に埋もれる日数が多かったということだろう。現在,ピンクと白がよく咲いている。黄色も2株育っているので間もなく咲き始めるだろう。

 変わったところでパイナップルリリー(写真)がある。これは近所の人からもらったもの。パイナップルのような雰囲気が名前の由来だろうが,もちろん食べられる実はならない。