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旅行から帰ると大変だ。鉢物の水やりだけは近所の人に頼んで出たのだが,草はどんどん生え茂って,植えてあるものをしのぐ勢いだ。出かける前にあんなにきれいに取ったはずなのに,またまた草取りに追われる毎日となろう。 夏野菜ではトマトやピーマンはまだ元気だが,ナスは数が少なくなった。切り戻しをして秋ナスをならせよう。キュウリはもう終わりの模様。代わってニガウリやインゲンが取れるようになった。カボチャは大きいものが三つ,食べるのが大変だ。ニンジンも引き続いて収穫できる。ブドウはかなぶんに葉を食われて哀れな様子,「棚をきちんとしてやれ」といつも妻にせめられている。 ヒマワリが咲き始めた。植えたわけではないが,去年の種がこぼれたものだ。ポーチュラカは6月ごろに苗を買って植えたもの。ヒャクニチソウやマリーゴールド,ブルーサルビアもよく咲いている。 鉢物は水をもらって順調だ。変わったところではコンロンカ,別名ハンカチの木。黄色い小さな花が咲くが,その下にできる白い葉のようなもの(ホウだろうか)が「ハンカチ」の名のもとらしい。今年は半日陰の環境がよかったのかよく咲いている。 これまで学校の儀式用に育てていたプリムラ・マラコイデスは,今年も種を蒔いた。よく発芽し,三百ばかり苗を植え広げて勤めていた学校に持って行った。「種を蒔いたのですが芽が出ません」と担当の先生がぼやいていたので,ちょうどよかった。気温や土の質で時々発芽しなかったり,発芽しても消えてしまうことがある。このくらいのことで役に立つなら続けよう。 (2002.8.7) |