そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.84 東京見物 

 
 息子が結婚披露パーティーを開くというので上京した。去年の10月から4度目の東京である。二人の息子が東京近辺にいるので,行く機会が多いが,物入りでもある。石原都知事のホテル税はわずかなものだが,いろいろな費用をあわせるとかなりの額になる。
 都会に行くと,電車や地下鉄の利用がまた面倒だ。切符販売が自動販売機になっているので,画面を前にしてしばらく考えこんでしまう。

 駅では,どの出口を出るかによってずいぶん違ってくる。反対出口を出たりするともうわけがわからなくなってしまう。
 さらにビルが建てこんでいるから,どこに何があるのか分かりにくい。歩いている人にきいても,分からないことが多い。
 このことは先日,関西のある町でも経験した。
「〇〇社はどちらでしょうか。」
と尋ねた3人の人が3人とも,全く違った会社を教えてくれたのだった。
 今回も新宿駅近くで,近くの人にきいてもめざすホテルが分からず,交番できいたら二百メートルほどのところに見えていた。

 ホテルは歌舞伎町にあった。さすがに人通りが多い。夜,熟睡できないので時々窓から覗いて見ると,一晩中人の歩いているのが見られた。帰ってテレビを見ていたら,新宿に狸が出た,ということだったが,あの中の一人はそうだったのかもしれない。
 朝,通りを見るとゴミが袋に入れて出されている。どこでも見られる風景だ。カラスが多い。これもよくある風景だ。

 パーティーは,心配された雨にもあわず無事すんだ。鳥取から出席をお願いした人たちも一緒に,はとバスで東京見物としゃれこんだ。連休ということもあって,乗り場はごった返していた。
「都庁とお台場公園散策コース」を選んだのは,私たちが行っていないところということで決めたのだが,初めての人もあったので,初心者コースの方がよかったのかもしれない。お台場公園はずいぶん広く施設も多く,90分もの時間があったが,あまり歩けなかった。
 東京湾水上バスは,お台場から日の出桟橋まで,20分ほどの景色を楽しんだ。海はエーゲ海ほどの美しさはなかったが,汚れているというほどで゛もなかった。アザラシのたまちゃんも,ちょっと東京見物がしたのかったのかもしれない。
   【写真 お台場で一休み】             (2002.9.24)