FREEライクなアルバム達


 ここでは、有名無名新しい古いに関わらず私なりに【これってFREEじゃん】
というレコードを勝手にあげております。ですから「お前それは違うぞ」とか「こんなのもそうだ」と「ウマイ!座布団1枚」とかご教授いただければ幸いです。では。
ちなみに私は円楽師匠からしか座布団はいただかない主義です。

DEEP PURPLE / BURN

イアンギランの後釜にパープルがポールロジャースに参加を要請した話はつとに有名ですね。
と共にリッチーのFREE好きも良く知られています。
要請以前にグレンヒューズの加入が決定していたことを考えるとソウルフルな方向にバンドを
変えていく構想が既にあったんでしょうね。【当時のファンクブームにのって】
ロジャースは加入を断ったわけですが、私なんかはこう考えてしまう訳です。
即ち、「1回くらいジャムったんじゃないか」と。
そして「その音源が残ってるんじゃないか」と。
あー聞きたい。ロジャースのバーンか。
バーンは今ひとつ想像しにくいとして、他の曲は意外とはまったりして。
しかしグレンヒューズとのツインヴォーカルは暑苦しそうだななどと。
そういえばジェスローデンも候補にあがってたそうでブルーアイドソウル系のイギリス人が
ほしかったんですね。
話がそれますが、リッチーが抜けたとき、パイのクレムクレムソンがオーディションを受けたのものも
有名ですよね。クレムソンのハイウエースター、どうでしょう?
残ってないのかなテープ。あー聞きたい。
リッチーはレインボー時代もヴォーカルを次々に変えていきますが、
【ポールロジャース探し】し続けてるようにも感じます。いかがでしょう?
しかしこのジャケットなんとかならなかったんでしょうか。

LYNRDSKYNYRD/GIMME BACK MY BULLETS

 

「苦しいときのFREEだのみ」

最もFREEの音楽を引継ぎ、解釈し、自分の物とし発展させたバンドはどれでしょう?
個人的にはこのレイナードをあげたい気持ちです。インタビュー等でも影響を語っている彼等ですが、
単に音楽的な部分だけでなく、アメリカ南部らしさとFREEの最良の部分【決して歌の邪魔をしないバッキング、
ドラマチックなギターの泣き等】を組み合わせ、よりタフな男臭いロックをかっこよく決めていましたね。【今もやってますが、、】
 さてオリジナルレイナードのアルバムでは最も評価の低いと思われるこの作品ですが、
確かにトムダウドのヘビーなプロダクションは【この人の関わった作品は名作ばかりではありませんね】、
レイナードの素晴らしいリズムセクションを台無しにしているとも言え、行き詰まっている感があります。【前作から傾向はありましたが。】
が、しかしその全体的にベチャっとして重苦しい感じがBRITISHっぽくっていとおかし、なんですね。
昔レココレに『BAD MAN』はFIRE AND WATERの盗作みたいなことが書いてありましたが、
確かにリフの盗用はありますが【そんなの言い出したらキリがない】こういうのは、指摘して云々じゃなくて「かわいい」と思うんですけどねー。

THUNDER/GIVING THE GAME AWAY


「最後のブリテッシュハードロックバンド?」

 3年程前のある日、伊藤政則氏のラジオ番組を聞いていたらサンダー日本公演のテープがかかっていました。
確か1stは聞いた記憶があったんですが、正直、大味なバドカンといった印象しかありませんでした。
かかっていたのはFACESのステイ ウィズ ミーのカバーだったのですが、びっくりしました。
かっこよかったのです。やたら歪んだギターや変拍子で空間を埋め尽くす、くそまじめな【メタル】バンドの中で彼等の演奏はかつての
イギリスのバンドが持っていた『粋』がありました。
早速CDショップで手に入れたのが、このアルバムですが、残念ながらこれがラストアルバムになってしまいました。
個人的にはこれ以前のアルバムは愛聴するには、今ひとつで、徐々に良くなっている印象があったので、とても悲しいですね。
宣言しましょう、これは親父ロックマニアもうならせる味のある良いアルバムです。【多少バラードとか安易な部分もありますが、、】
後乗りのドラム、メロディアスなベース、シャープで気の利いたギター、
ポールロジャースと言うよりロジャー ダルトリー スタイルのタフでソウルフルなヴォーカル、
アレンジの屈折感、詞の皮肉っぽさも含め、イギリスのハードロックだなーと感慨に浸れること請け合いです。

GREAT BUT CHEAP


CHEAP BUT GREATですよね。すみません。
ここでは中古レコード屋の3枚500円コーナーを物色している時に最もエクスタシーを感じる筆者が、
決してレアではく、かつ「おもしろいじゃない」とか「いいんじゃない」と感じたレコードを有名、
無名問わずランダムに乗っけていこうと思ってます。
ですから、是非中古レコード屋に行く前にこれを読んで参考に、、、しないでください!
次回アップに続きますので御意見お待ちしております。

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