観音崎には観音崎灯台があります。 東京湾の入口に当たるので、船の航行上重要な目印です。 初代の灯台を作ったのは、横須賀製鉄所と同じく、ヴェルニーです。 何度か地震で倒壊し現在は3代目だそうです。 最初は落花生油を燃やしていたそうですが、現在は当然ながら電気です。 灯台の重要な物と言えばランプとレンズですが、 ランプは意外なほど小さいものでした。 光の強さは14万カンデラ。 到達距離は20海里ということは、ディズニーランドからは見えないよ、ぐらいの距離でしょうか。
観音崎灯台は見学可能です。
料金は大人150円、子供20円と、極めて不均衡な値段です。
海の日に行けば、確か、無料です。
灯台の塔に登る事もできます。
狭い急な螺旋階段の上に、免震台に乗ったランプとレンズがあります。
外に出ると50cmぐらいしかないバスコニー。
地上から15mほど、海面から56mほどの高さは恐怖心をあおり、
海風は地上よりはるかに強く、怖くて長くいることはできません。
ただ、景色はすばらしく、双眼鏡で見たらいろいろ見えました。
富津岬と第一海堡が繋がってるのがはっきり見え、その先の第二海堡も崩れてる様子がよく見えます。
撤去中の第三海堡もまだ海面上に一部残っていて、近くに警戒艇が停まっていました。
房総半島のマザー牧場は目の前。海堡の先には、横浜のランドマークタワーやアクアラインはもちろん、
新宿のまで見えました。
それっぽい三角形もあったので、ディズニーランドも見えてたかもしれません。
観音崎には東京湾海上交通センターがあります。
東京湾の船の交通管制をしているところです。
普段は入れませんが、海の日には見学可能です。
といっても、屋上からの眺めはよかったけど、中はレーダー画面ばっかりだったような。
ちなみにレーダーはここだけでなく、海ほたる、浦安、本牧にも設置され、
映像をここまで引っ張ってきているそうです。
ここのホームページではライブカメラがあって、見ると船の往来が多くて面白いです。
観音崎公園は坂やトンネルが多く、しかも立体交差しているので道がわかりにくい所です。
戦争で飛行機が使用されるまで、日本にとって防衛とは海からの侵入を防ぐ事でした。
観音崎はは東京湾の入口なので、軍事上重要な場所で、いくつもの砲台が作られました。
現在の観音崎にはその砲台跡がいくつも残っています。
その砲台跡の1つ、いかにも旧日本軍が作った感じのトンネルを通って行った先でお昼を食べました。
トンビがたくさんいて、弁当を狙っていました。
見ていたら急降下で展望台の上で食べていた人が狙われました。
トンビが狙うのは、どうやら、獲った後に飛んでけるような高い位置にある獲物の様です。
第二次世界大戦前は、ここ観音崎は軍事拠点でした。
三浦半島全体が軍事施設が多く、撮影禁止場所がほとんどで、
過去の写真はあまり残っていないと聞いた事があります。
そういった関連もあってでしょうか、戦没船員の碑がありました。
ここは眺めのいい所で、自転車でここまで登る無茶をして疲れた後で、疲れは吹っ飛びました。
もう少し木陰があればゆっくり休みたい所ですが、残念ながら石畳で暑すぎました。
いちを公園なので花畑があったり遊具があったりですが、
なぜか遊具は公園全体にバラバラに存在していました。
起伏の多い地形なので、あっちこっち行くのも大変で、
結局一箇所で子供を遊ばせて帰りました。
Presented by Ishida So |