業績不振はいかんともしがたいが、順損失は驚いた。
会社からの四季報で昨年9月の秋は黒字予想、12月には57億の赤字予想、
3月に大幅104億円の損失予想が実際は203億円の赤字。
これは計画の甘さと言われても仕方がない。
こんな修正では株主から見れば不信になる。
このへんの事情を答えてもらいたい。
改めてお詫びします。
この突然の業績悪化の原因について、
1つ目はタカラの業績価値向上のため2000年1月の中期計画で2003年に1千億円企業を目指した。
2003年にはほぼ達成し、第2次計画を発表した。
ここから誤りがあった。
2005年に1500億円をと計画し、その計画に基づきM&A等でグループ30社になあった。
この急速な拡大でタカラの人材を子会社に配置した結果、本社がマイナスになってしまった。
2つ目は、昨年度は厳しい業績が予想されたが、商品は6ヶ月で出せるので、
更に増益を目指そうと投資した結果が裏目に出てしまった。
3つ目は、売上げが落ちる中でヒット商品が出せず、先行投資のマイナスを埋めきれなかった。
子会社もタカラとシナジー効果がある会社は赤字になってしまった。
計画の誤りと考えている。
トミーとの合併の件で、タカラには不利である。
合併の背景は何か。
方向性は間違っていなかったがノウハウ不足や人材流出等が重なり大きな損失を出してしまった。
今期はリストラを進めて、400億で利益を出す体質にした。
業績不振で合併を決めたのではない。
No1を目指していて、そのために組むのはトミーと考えていた。
両社を合わすと経営基盤が大きくなり、商品も多くなる。
筆頭株主がコナミからインデックスに変わることでトントン拍子に話が進んだ。
現在詳細を詰めている段階である。
経営者は逃げ道がある。
従業員が新会社になってよかったと思える経営をしっかりしてほしい。
期待に応える会社で、従業員に喜んでもらえるものにしたい。
サンリオがV字回復している。
外部環境などと言っていない。
参考にしてください。
固定資産圧縮のために本社を売らないのか。
本社売却も検討している。
合併ではなく吸収だと持っている。
タカラは伝統がある。
夢である。
がんばりましょう。
新会社はブランドは大事にしてやりたいと話し合っている。
ベイブレード以前は赤字だった。
ベイブレード以後を見ていると拡大路線が裏目に出ている。
調子に乗りすぎていると思った。
内部でブレーキをかける人はいなかったのか。
方向性が間違っていなかったなどと言ってはいけない。
拡大路線を止める人がいなかったのは・・・(不明)。
調子に乗りすぎとの指摘について、
通常のヒット規模が30〜50億に比べてベイブレードは余りにも運が良かった。
玩具のライフサイクルは短い。
ブーム終了時にタカラの成長を描くために、
業績変動リスクを減らすためボリュームの大きい事業に手を出した。
真剣に取り組んでいたのだが、結果的には調子に乗りすぎたかもしれない。
トミーとの合併について、業績の悪いときになぜする。
1年前ならぜんぜん違っていた。
何で数年前から考えている事を今するのか。
合併は前から話が進んでいたのではなく、考えていたという事。
トミーとタカラの発行か部数の差により申し訳ない比率となったがご支援いただきたい。
トミーとの対等の精神で、増配後の予想株価からこの比率になった。
業績不振は海外不信といっているが具体的に何か。
海外で2003年はトランスフォーマーが大きかった。
ベイブレードのアメリカでのピークが2003年であった。
ベイブレードが一巡し、トランスフォーマーが前年より下がった。
今年はビーダマン。
北米でどう売るかと、中国市場をどう開拓するかが課題。
リードコンテンツを狙って失敗したとあるが、何を狙ったのか。
春・夏に商品をテスト投入し、よさそうなものを年末に投入する。
いくつかを投入したが流れが出来ず、9月頃から費用削減に入った。
リード商品が不在だった。
経営者は株主が経営をゆだねたもので、結果が全てだと思っている。
その点をどう思っているのか。
代表権を返上し会長に退いた形だった。
4月下旬に筆頭株主がコナミからインデックスにかわり、
トミーとの交渉は、佐藤会長が必要とトミーが言ってきたので、
グループ編成の代表をお願いしている。
十分責任を取っていないが、今後の業績で応えたい。
経営は結果が全てといっていたし、
父も兄も経営責任を取ってやめているので、そう思っていた。
今は新しいトミータカラを立ち上げるのが責任と思っている。
人材が散逸していると言っているが、リストラして人材は大丈夫なのか。
人員リストラも行わざるを得ない。
希望退職やグループ転籍を行い、60名強の応募になった。
弱体化の懸念もあるが、幸い中堅幹部は流出せず大きな懸念はないと考えている。
玩具株を持つのは夢を買うのだと思う。
運がなかったとも思っているが、株主優待はもらえるのか。
内部で議論もしたが、送ります。
新会社になる前に、最後にドンと奮発したらどうか。
20〜30年もしたらお宝になるかもしれないし。
今回は準備もしているので、次回参考にしたい。
いくらでも待ちますからぁ〜(爆笑)
合併のタカラとの比率が低くてなぜ対等なのか。
株主はめちゃめちゃ損したのになぜ役員は対等なの。
株主に損のない話はなかったのか。
コナミからインデックスになったことでトミーとの話になった。
その前に1社と話をしていたが、最終的に相手から断られた。
タカラの社員も大勢転籍するのでモチベーションのためにも対等としている。
合併比率は第3者割当増資に基づく計算で日興證券が間に入って計算したもの。
株主優待が唯一の取り戻せるチャンスかもしれないので、
お金はなくても、在庫があるなら、少しでも株主の事を考えて。
次回はないのだから優待は考え直してくれないか。
株主優待は、申し訳ないが今回は予定しているので。
女性株主比率は?
不明
会場を見渡しても女性株主が多いと思う。
リカちゃん人形やチョロQを子供に与えたいと持って株主になった人が多いはず。
8月の臨時総会で記念優待をする考えがあるのか。
やり方はいろいろあると思う。
前向きに検討します。
前向きに検討するは「やらない」になる。
やる姿勢を見せる事が株主の信頼になる。
今は個人株主の優待のために株主優待をしている。
株主公平の原理に反するとも言われている。
記念優待が出来るか真剣に検討する。
新会社に期待するので、厳しい状況だががんばっていただきたい。
ありがとうございます。
合併比率の経過を詳しく教えて。
合併比率は第3者割当を前提にしている。
合併比率は3つの方式があり平均で決める。
単純な株価比較、それぞれの会社の生み出すキャッシュフローの比較、純資産価値の比較。
今回はタカラに不利になる後者2つは使用せず、単純な株価比較でした。
但し、増資により希薄化した株価で計算している。
ベイブレードはベイゴマをしたい人にうけた。
電気自動車のアイデアは面白かったが使い勝手が悪かった。
商品分析はしているのか。
成功失敗の分析を50年してきた。
そういった基本の仕事が悪かったのを反省している。
成功失敗の分析をはじめており、業績で返せるようにしたい。
タカラの商品をあげたいというものを作って欲しい。
みんなでワイワイ楽しむものがヒットに繋がるとおもう。
これからる来る商品は皆で楽しんで遊べるものを作って欲しい。
トミーとの合併は両方のいい所を伸ばしていこうということなので、
ブランドを守っていくのが使命と考えている。
トミーとタカラは同じ路線に見える。
タカラはNo2でトミーがNo3で、合併してNo1のバンダイに追いつける。
No1を生かして他のメーカとの連携の武器にしたい。
ブロコリーとはどうなっているのか
ブロッコリーとは前々期にタイアップしたが、収益が見込めてない。
今も事業展開の話をしている。
在庫調整とかあったが株主優待をしてほしい。
在庫については売れない物を作らないことが前提だが、市場に出すと混乱になるので処分する。
今期は在庫が低くなるようにする。
見込み生産や中国生産のリードタイムがあるので在庫ゼロにはできないが、
大きな在庫が出ないようにしたい。
合併比率についてインデックスへの発行が影響していると思うが
500円台の株価の頃になぜ156円なのか。
156円は証券会社に入ってもらい、当社の純資産価値100円を元に歩み寄った数字である。
単元株主は来年は締め出されるのか。
ご指摘のとおり。
但し、新会社の単元株数は決まっていない。
対等なのに英文商号にタカラがないのはなぜか。
元々合併発表は6月12日3時半で考えていたが13日の夜8時半になった理由はここにある。
トミーはヨーロッパでブランドの名が通っているが、タカラはOEMがほとんどで名が知られていない。
その点の話を以前したときに認識違いがあり、ぎりぎりになって認識違いが判明した。
当社が譲歩してこうなった。
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