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秋休み、富士と下部温泉の旅

富士山山頂

東名富士川SAからの富士山 2006年10月9〜10日。 小学校が2学期制になり、秋に短い秋休みが出来ました。 せっかくなので、ちょっと旅行に行きました。 行き先は、なんとなく下部温泉の源泉館地図です。 直前に読んだ温泉の本で、源泉そのままの湯船だと書いてあってちょっと興味を持ってしまいました。 場所的に電車でも行けるのですが、家族全員の旅費を考えるとレンタカーの方が安そうなので、レンタカーで行くことにしました。

東海大学丸二世 7日の土曜日は低気圧の接近で大雨暴風となり、富士山初冠雪となった日でした。 雨が塵を払ったためか、9日は空気が澄んで雲がほとんどない快晴となりました。 視界も良好で、富士山がとてもよくみえた旅行となりました。 東名高速を走っていると、富士山や箱根の山々など、近くに見えました。 富士山は珍しく雲がまったくかかっていなくて、山頂の冠雪もよく見えました。 一休みに寄った富士川SA地図では絶景の富士山が見えて、観光客が次々に写真を撮っていました。

メカニマル(蟹) 下部温泉に行くついでに、三保の松原の近くにある、 東海大学海洋科学博物館地図へ寄ってみることにしました。 ほぼ水族館なので、普通に魚の展示もありますが、大学の施設らしく、 日本で始めて繁殖に成功した事を示す繁殖賞をいくつも獲っていたり、 水族館の裏の施設を見れるようにしていたりと面白い展示があります。 そして、機械の動物メカニマルが展示されているのが何よりもユニークです。

メカニマル(魚) メカニマルは、海洋マシンの開発のヒントとして、 海洋動物の行動を分析し機械で再現したものです。 蟹の様に歩いたり、魚のように泳いだり、イソギンチャクの様に掴んだりするメカニマルが展示してあります。

片隅に「みつめむれつくり」が置いてあるのを見つけました。 昔どこかで見たような気がしますが、どこで見たかよく思い出せません。 確か、他の機械を認識して、一定の距離を置く様にプログラムされていて、 何台も一緒に動かすと、群れて行動するものだった気がします。 ちょっと懐かしかったです。

源泉館 別のコーナーには、海水1立方メートルにどれだけ塩があるかとか(約35kgあるそうだ)、 ドナルドダックボイスを出す装置とか、いろいろ展示してありましたが、 面白かったのは風上に向かう模型船です。 ヨットの原理ではありません。 風車とスクリューを直結してあり、風が吹くと風車が回り、スクリューが回って風上へ進んでいくというものです。 こんなんで動くんだとちょっとびっくり。 この原理に従えば、風のエネルギーで好きな方向へ進めますね。

隣に東海大学自然史博物館がありましたが、こちらは恐竜化石中心の展示でした。

源泉館 目指す下部温泉は、清水から北上した方向にあります。 富士川を遡るJR身延線沿いの道です。 カーナビがなければ迷っていたでしょう。 下部温泉は国道300号線(本栖みち)から、それた谷沿いにある温泉街でした。 1200年以上の歴史がある湯治温泉地で、武田信玄のかくし湯と言われている所のためか、 やたら「風林火山」の旗が立っていました。 あまり大きくはない温泉街ですが、大小さまざまな旅館が所狭しと建っていて、 歴史は感じられる温泉街でした。 温泉街の道は狭く、車ですれ違うのが困難な場所が何箇所もあります。 源泉館は比較的奥にあり、これまた古い建物でした。 また斜面に建っていて、建て増しをした結果だと思いますが、かなり入り組んだ構造です。 三連休の最後の日なので、泊り客はほとんどいない様でした。

下部温泉の滑り台 着いてすぐぐらいから源泉であるかくし湯大岩風呂は女性専用タイムとなったため、 少し散歩に出ました。 戻ると丁度夕食になりました。 客が少ないためか、別室での食事です。 食後にかくし湯大岩風呂に入ってみました。 少し小さめの沸かした湯船と、約30℃の源泉の大岩風呂とがあります。 温まってから、大岩風呂に入るらしいです。 大岩風呂は本当の底は2mぐらいあるらしいのですが、板敷きになっていました。 奥の一部だけ岩がむき出しなのですが、先客が占拠していて行きずらい状態でした。 子供はプールみたいと喜んでしまい、バチャバチャしだして、困りました。 正直、広くて温度が低いので、プールの様に遊びたいのだけど、 先客は水が揺れると寒くなるといやな顔です。 水の出口をみると結構な量が流れ出ていましたが、湯船の中の流れはあまり感じられませんでした。 無色透明で、温度が低いので、長時間入れる湯です。

何だろう 翌朝、裏山を散歩してみました。 案内地図では滑り台や見晴台が書いてありましたが、あまり手入れされていない感じでした。

本栖湖と富士山 帰路をどうしようかと考えて、富士山の方へ行ってみることにしました。 国道300号線をどんどん登って、峠付近のトンネルを抜けると、目の前に本栖湖と富士山の景色が広がっていました地図。 本栖湖の標高が下部温泉とこんなに違うとは思っていなかったので、 トンネルを抜けてすぐに湖があることにビックリしました。 湖と富士山と空の筋雲が本当にきれいで、車を止めてしばらく見ていました。

5合目からの富士

富士山頂 富士山に登ってみようと、富士山スカイラインで、富士山の静岡側の5合目地図まで行きました。 途中、登山道に入った辺りから雲が低くなり、ちょっといやな予感がし出し、 実際、霧になったりしました。 が、5合目までくると急に晴天となりました。 車を降りて見たら、雲の上まで来てしまった事がわかりました。 雲上の景色は絶景です。 雲の隙間から、少しだけ駿河湾や伊豆半島が見えていました。 5合目付近の木は既に紅葉しているものもあり、綺麗でした。 富士山の5合目は森林限界になり、その上は岩だらけの世界です。 富士山の山頂方向を向くと、鳥居や建物がすぐ近くに見えて、簡単に行けそうな気になりました。 でも試しに少し登ったら、息が苦しくなり、高山病の危険ありといった感じです。 山頂方向を見ていると、地平線がわからなくなり、平衡感覚がおかしくなってきます。 ちょうど、飛行機が山頂付近から飛び出したのが、宇宙へ向かっているような気になります。

レンタカーの返却時間に間に合わないといけないので、 後は真っ直ぐ帰宅です。

スタンプ

海老名スタンプ 富士川スタンプ 朝霧高原スタンプ 朝霧高原スタンプ 朝霧高原スタンプ 朝霧高原スタンプ

費用

項目 金額
レンタカー代(トヨタレンタリース、W1クラス、2日間) ¥24,675
横浜横須賀道路(佐原→狩場) ¥1,200
東名高速道路(横浜町田→清水) ¥3,350
朝食(海老名SA) ¥2,636
東海大学海洋科学博物館・駐車場代 ¥500
東海大学海洋科学博物館・自然史博物館入場料(割引 大人1500円×2名、小人750円×3名) ¥5,250
昼食 ¥3,600
茶・菓子 ¥890
宿代(大人10500円×2名、子供半額×3名、インターネット5%引き+入湯税150円×5名) ¥35,662
土産 ¥1,700
アイス×5(道の駅 朝霧高原) ¥1,430
スターバックスコーヒー&パン等(足柄SA) ¥2,750
東名高速道路(御殿場→横浜町田) ¥1,900
横浜横須賀道路(狩場→佐原) ¥1,200
ガソリン代(497Km, 36.24l) ¥5,175
合計 ¥86,743

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Presented by Ishida So