NTT横須賀通研のあたりから武山に上る道は、最も入口がわかりやすい道です。 ルートの起点となるのは『通信研究所南門』バス停です。
京急のYRP野比駅から、市民病院行きのバスに乗ると、バスは野比駅の前の通りを進み、 一度左折してから後は道なりに進みます。 やがて道は長い直線になり、急勾配を上がっていきます。 NTT横須賀通信研究所の黒い大きな建物が峠に見え出すと、 バスは『通信研究所南門』バス停に着きます。 このままバスに乗ってると、バスはNTT横須賀通信研究所の敷地に入りってしまいます。 次のバス停は敷地内です。
バスを降りて進行方向に少し坂を登って下ると、左側に入れる道があります。
左右に工事でよく使われる鉄板の壁があり、車で通ると気づきにくい道です。
この道を進んでいきましょう。
左手にツ−カーの基地局があります。
道はどんどん悪路になりますが気にする必要はありません。
左に砂利の集積所があるあたりから、みちは山に沿ってくねくね進んでいきます。
途中で山頂のアンテナが見え隠れします。
この道はもしかしたら、戦前からある軍用の道かも知れません。
左側が開けたあたりで、YRPの建物群がよく見えます。
ここをを過ぎると道はT字路に出ます。
正面に『国有地につき立入禁止、久里浜駐屯地司令』と描いた看板があるので、この辺りは自衛隊の土地なのでしょうか?
しかし、正面は崖で、立ち入りたくなるようなものは見当たりません。
T字路を右に行くと行き止まりです。
左に進みます。
くねくね道を進んでいくと、峠に到達し、左に分かれ道があります。
左は山道で、三浦富士まで続いています。車道は右に曲がっていきます。
このあたりから、道は山の反対側を通るようになり、相模湾方面の景色がよく見えます。
『落石注意、第三管区海上保安本部』と書かれた看板があるので、
このあたりは海上保安庁の土地なのでしょうか?
しばらく進んで行くと、左側に降りる道があり、武山オレンジルートと書かれた看板があります。
ここを降りていくと、津久井浜観光農園です。車道はまだまだ進みます。
すぐ先に展望台があります。
相模湾方面の景色がよく見えます。
眼下に見えるのは津久井浜観光農園です。
座れるので、ここでお昼にする人も多いです。猫が昼寝してる事もあります。
その先で道は二股に分かれています。
すこし広くなっていて、真ん中に岩がある、特徴的な場所です。
ベンチもあります。左は武山に向かう山道です。
車道は右の方です。
やがて道は山の反対側に出て、NTT横須賀通研がまた見えてきます。
そのうち奇妙なコンクリート柱が2本立ってるのを目にします。
砲台関連の構造物の跡なのでしょうか?
一方の柱は朽ちかけてました。
山頂に着くと、山の名前の由来の、高射砲の砲台跡があります。
もちろん、高射砲はありません。
直径10m以上はあるでしょうか?
かなり大きなものです。
ほとんど崩れていないので、旧日本軍の構造物の丈夫さがよくわかります。
中心部が焦げてるので、誰か焚き火をした様です。
広いので、シートを広げてお昼にするにはちょうどいい場所です。
薮に隠れてわかりにくいのですが、奥にもう1つ砲台跡があります。
山頂のもう1つのものが、第三管区海上保安本部武山中継所です。
登山&撮影日:2004年2月1日