函館は、北海道の中では暖かいほう･･･とは言っても、冬はやっぱり、冷凍庫の中で暮らして
いるようなもの。そんな寒い季節にお薦めなのは、やっぱりホットドリンクかしら。

まず、ホットワイン。赤ワインにお砂糖を加えてお鍋で暖め、レモンスライスを浮かべます。
甘酸っぱい香りで幸せな気分に。
ちょっと強めのところでは、ホットバタードラム。お好みのダークラムにお砂糖を入れ、
シナモンやグローブを練りこんだバターを一匙落として、熱いお湯を注ぐと出来上がり。
体の心から温まります。
風邪ひきさんにお薦めなのが、ホットアドヴォカートミルク。アドヴォカートは、ブランデーに
卵黄、バニラ、糖分を加えて熟成させたオランダ産のリキュールです。とても滑らかな
口当たりが魅力。これにミルクを加えて温めると、洋風卵酒が出来上がります。卵黄の成分が
固まらないようにするにはちょっとしたコツがあるのだけれど、それは、ひ・み・つ。

それでは、皆様、寒い季節をお元気に乗り越えられますよう。又お店でお会いできる日を
楽しみにしております。

先日函館ロケが行われ、2001函館イルミナシオン映画祭でプレミア上映された
岸谷 五朗主演の｢オー･ド･ヴィ」。
今回は｢オー･ド･ヴィ」について少し独り言を・・・

「オー･ド･ヴィ」にはフランス語で「生命の水」と言う意味があって、みんなにお馴染みの
ブランデー｢コニャック｣正式には｢オー･ド･ヴィ･ド･ヴァン･ド･コニャック」、｢アルマニャック｣
これは｢オー･ド･ヴィ･ド･ヴァン･ダルマニャック」って言うんだよ。ちなみに「生命の水」は
ゲール語で「ウシュク･ベー･ハー」(ウイスキーの語源）。ラテン語で「アクアヴィタエ｣
(アクアビットの語源)なんだ。その他のフルーツのブランデーにも｢オー･ド･ヴィ｣
と言う言葉がつくんだ。

つまり、お酒＝命の水なんだよね。みんなはどう思う？