有馬記念(第48回グランプリ)
(2003.12.28.)
予想者…すいけん | ◎ 2 ゼンノロブロイ |
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○ 12 シンボリクリスエス |
12月28日開催の有馬記念は、当然ながら史上初めてのこと。有馬が終わってから3日で大晦日というのも(大掃除する日がないという意味で)慌しさを感じさせるが、それはそれとして、何日に行われようと有馬記念自体が変わるわけではないので、いつもの年と同じように頑張って予想したい。 今年の有馬記念のカギを握るのは、やはり展開だろう。ジャパンカップを圧倒的なレースで制したタップダンスシチーが今回も単騎逃げとなりそう。今年の出走メンバーを見ていると、早めに動きたいザッツザプレンティ、アクティブバイオがいて、末に賭けるツルマルボーイ、アグネスデジタル(距離を考えて)、ファストタテヤマ、リンカーン。これを念頭に置くと、早めに動く前の馬を直線の坂で捉える好位・差し勢が最も有利になりそう。 ◎はゼンノロブロイに進呈。前走菊花賞は4着だったが、血統的に距離も微妙だったし、それを考えてかジックリと乗られた結果、勝負処で前がカベになるという悪循環。それでも最後はいい伸びを見せていた。唯一3着以内を外したこのレースは度外視できる。この馬のベストパフォーマンスはもちろん神戸新聞杯だろう。出し抜けの形で勝ちパターンに持ち込んだサクラプレジデントを難なく交わし、ネオユニヴァース・リンカーン・ザッツザプレンティを突き放したレースは圧巻だった。さらに、2着だった日本ダービーも、他の掲示板に載った馬たちが差し・追い込み系という展開の中、2番手から渋太く脚を伸ばしたもので内容は相当濃い。これらを総合すると、3歳世代の中でもトップクラスに位置する1頭だといえる。レースっぷりにも自在性があるし、ここに向かうローテーションも文句なし。仕掛けるタイミングさえ間違わなければまず勝てるのではないか。でも、鞍上はやや心配が残るのだが。 ○にシンボリクリスエス。昨年の年度代表馬が去年と同じ秋の戦績でラストランを迎えた。当然今年もここで1着という可能性も高くはあるのだが、前走が道悪とはいえあの反応の悪さ。今回の中山2500を戦うにおいて、去年よりも不安が高まったとの見方ができる。でもそこは藤沢師。今年の宝塚→秋天のように同じ轍は2度と踏まないという仕上げも十分考えられ、結論とすると、「本命にするには不安が残るが、惨敗するシーンも考えにくい」といった感じか。ゼンノが抜け出したところを、坂上で詰め寄ってギリギリ2着という可能性が高いと見た。 印は以上の2頭。他の馬は、展開やローテーション的に上記2頭を凌ぐほどの魅力は感じず、藤沢2騎の争いで、覇権がシンボリからゼンノに移る結末が高そうだ。 今年の予想もこれで終わり。HP2年目の今年は去年よりは進歩したかな?という感じなので、来年はこれ以上を目指して頑張りたいと思っています。それでは皆さん、良いお年を。 FORECAST:馬単◎→○&ウラ、さらにワイドも一応 |
予想者…コンねんど | ◎ 8 ザッツザプレンティ |
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○ 6 タップダンスシチー |
▲ 3 リンカーン | |
× 12 シンボリクリスエス |
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予想者…うどんサブレ | ◎ 2 ゼンノロブロイ |
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○ 6 タップダンスシチー |
▲ 8 ザッツザプレンティ | |
△ 3 リンカーン | |
× 12 シンボリクリスエス |
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予想者…ノムサン | ◎ 6 タップダンスシチー |
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○ 12 シンボリクリスエス |
△ 1 ツルマルボーイ | |
△ 7 チャクラ | |
× 9 ファストタテヤマ |
JC大差、単純だと言われようが逃げ切り濃厚なEが◎。今年は掴まらない。先行・差し馬の中ではもちろんKが抜けている。JC程ではないにしろ、僅差捕らえられないという図式。馬場が少し心配だが、3着に人気薄の追い込み馬で高配狙い。良なら天皇賞での切れ味が忘れられない@、スタミナ魅力のF、前走負け過ぎで人気を落としているが、中間の気配は惨敗が信じられない程だというH。その気になればハマる。 馬単EKの表裏、E頭を少々厚く、あとは3連複EKから@FHに流す計5点で。 それでは良いお年を… |
予想者…ふっさん | ◎ 1 ツルマルボーイ |
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○ 3 リンカーン |
▲ 2 ゼンノロブロイ | |
△ 7 チャクラ | |
× 9 ファストタテヤマ |
今年も当コラムは絶不調。またまたご迷惑かけ通し!?の一年でした。ここに深くお詫び致します。でも、終わりよければ何とやらという言葉もあります。今回なんとか一矢報いるようがんばりますのでよろしくお願いします。 実力・実績断然のシンボリクリスエスとタップダンスシチーをどうするか、この有馬はここから入らねばならないだろうが、普通に考えれば昨年の1、2着が力を落とすことなく来たのだから信頼して何も不思議はないだろう。事実、主要なファクターに決め手になるようなマイナス材料はほとんどない。当初本命を打つ予定だったサンライズペガサスも回避してしまったし、この両馬の一騎打ち、で仕方ないな、と思ったが「何かが起こる」有馬記念の“特性”のようなものを考え併せるとそれを無視して全面信頼するには『2年連続』という点が引っ掛かる。昨年とほぼ同じステップでのぞむシンボリK、昨年より数段パワーアップしてきたTDシチーということであればあっさりそうなって何ら不思議はないが、人気や展開面で今年は昨年のFモーションのような「隠れ蓑」的な存在もいない。互いに意識し合って“共倒れ”という一昨年のTMオペラオー=Mドトウがあっていいのも確か。よって今回はこちらを採用することにした。 本命は前走まったく競馬にならなかったツルマルボーイ。追込みが利くのかどうかは少し不安だが、いつも言っているがこのぐらいの人気でこういう脚質の馬に乗った時の横典は怖い。3角過ぎからの『神業的』な捌きに期待する。対抗はリンカーン。着外に敗れた時は明確な理由がある。前残りを切り裂いた脚が印象的だった菊。その菊から直行のローテも強調できる。まだピークではないだろうが、未知の魅力に期待する。 僚馬と妙な“チームオーダー”のようなものがなければ不安点はジョッキーだけのゼンノロブロイに▲。力はおそらく3歳bP。自分の競馬ができれば逆転まであっていい。 あとは強いて言えば、でチャクラとファストタテヤマ。 |
[予想成績]購入額300円→回収額300円 的中! ◎ゼンノロブロイ(3着) プラス12s。腹周りに若干余裕があった。道中は好位の内目。勝負処から外に出すが、手応えは悪い。それでもしぶとく伸びたが、3番手を守りきるのが精一杯。結果的に馬体増が敗因といえるだろう。 ○シンボリクリスエス(1着) スッと中団。激しい前の争いを見ながら、ベストポジションで流れに乗った。リンカーンが出し抜けを食らわしたが、それをゆっくり追いかけ、坂下で交わすと9馬身。これ以上ないラストランとなった。 無印リンカーン(2着) ゼンノとシンボリの間。2周目の3角手前からスパート。一旦はマクり切ったが、シンボリには通用せず。だが、これで2着は守り通したのだから、馬も力をつけている証拠。 <総評>藤沢はシンボリだけじゃなくて、ゼンノも精一杯仕上げていると思ったのに…。引退式で笑顔の藤沢を見ていると、結構イライラしました。さて、これで今年の馬券も終わり。かなり中途半端な馬券で終わってしまったし、ファイナルSも完敗。残り2週までは年間収支プラスを保ってたのに、最後の最後で負け続け。結局マイナス収支となってしまった。HP予想も尻すぼみに終わったし、来年はもう少し予想の精度を上げるように頑張ろうと思います。では皆さん、良いお年を。 |