第55回 朝日杯フューチュリティS
(2003.12.14.)


予想者…すいけん 11 フサイチホクトセイ
15 メイショウボーラー
▲ 9 キョウワスプレンダ
 1 コスモサンビーム
× 6 グレイトジャーニー
 牡馬・せん馬限定となって13年目。比較的堅い決着が多かったこの朝日杯だが、来年からは牡馬・牝馬限定となる。だからといって牝馬が出走してくるかといえば、その可能性は高くないだろうし、今イチよくわからない変更に思える。
 それはまぁいいとして、今年の朝日杯。4戦4勝のメイショウボーラーだが、そのスピードから逆に中山マイルを不安視する向きも多い。確かにその可能性は高いと思っているが、ここも勝ってクラシックに行くようなら平成4年のミホノブルボンを思い出させる存在となりそう。距離不安と戦いながら三冠を目指していくなら、来年のクラシックは非常に盛り上がることになると思うのだが、どうだろうか。一応その点の期待も込めて、今回は対抗評価とした。
 ◎はフサイチホクトセイ。デビューからの2連勝はセンスを感じさせるいい勝ち方。前走の京王杯2歳Sは馬体増に加え、ゲートも甘く、流れに乗れずに伸びを欠いてしまった。今回は意欲的な稽古を消化し絞れてくるだろうし、ゲートも元来心配が少なそうなので、ならば力を出し切れる可能性は高い。スムーズならば今年のメンバーなら十分勝負になる。
 ○が前述の通りメイショウボーラー。小倉2歳Sまでは「速いなぁ」という印象だったのだが、前走デイリー杯を見て「速くて強い」という印象に変わった。スッとハナに立ち、変に溜めることもなく、直線でグレイトジャーニーが来るとまた突き放した。あの競馬ができるなら、中山の坂も、外枠も、克服できる可能性も十分。
 ▲キョウワスプレンダ。あの切れ味はマイラーのもの。1800mだったここ2走があとひと息だったのも仕方ない。前が競って止まる展開となれば十分逆転できる末脚の持ち主。
 △にコスモサンビーム。京王杯2歳Sは他を問題にしなかった圧倒的な内容。レコードは新装後のレース数が少ないのでアテにできないが、好発から一回控えて抜け出したあの内容をここでもできるのなら楽しみは広がる。
 もう1頭、×グレイトジャーニーまで注意。キャリア1戦の身で、前走デイリー杯でメイショウボーラーに一旦は迫ったのだから、その素質は認めないといけない。
 いずれにしろ、今年は大激戦が期待できそう。馬券はBOX買いで久しぶりの的中といきたいもの。

FORECAST:馬連で◎○▲△×のBOX

予想者…コンねんど  6 グレイトジャーニー
 7 メテオバースト
15 メイショウボーラー
 1 コスモサンビーム
× 2 アポインテッドデイ
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予想者…うどんサブレ  7 メテオバースト
 1 コスモサンビーム
15 メイショウボーラー
 6 グレイトジャーニー
× 11 フサイチホクトセイ
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予想者…ノムサン 15 メイショウボーラー
 8 フォーカルポイント
 7 メテオバースト
16 スズカマンボ
× 1 コスモサンビーム
最後に坂があろうと、この距離での力は抜けているN。素直に信じる手。逆に最後に坂があるので、直線短くても差せるG。エンドスウィープ産駒、先週の悔しさはこの馬で晴らす。時計は平凡だがマイルで中山も含め2勝、ここでも通用しそうなF。この馬も終いが切れる。あとは初コース、距離でも素質で何とかしそうなO、一歩譲るがとにかく成長著しい@。ちなみにレコード勝ちがあるのはこの2頭。
3連複GNからFを厚めに、プラス@Oの計3点で勝負。

予想者…ふっさん  8 フォーカルポイント
 6 グレイトジャーニー
15 メイショウボーラー
10 モエレエスポワール
× 12 コスモステージ
好調馬がそろい激戦必至だが、レースそのものの中心馬メイショウボーラーの位置取りを考えると展開的に向きそうなフォーカルポイントを本命に推したい。何度も指摘しているが、こういう脚質の横典も怖い。グレイトジャーニーはフラフラしながら一気に前を捉えた新馬に走るSSの片鱗。鞍上も天才をガッチリ押さえ怖い存在。勝ち切るまでの迫力は欠くが連なら有望。もちろん勝ち切ることも考えられ2番手評価。実績断然のメイショウボーラーは外枠とGTでマークを受ける不利を割り引いて▲。あとは前走ダで度外視したいモエレエスポワールと夏以降6戦のキャリアを積み芝なら堅実な走りを見せているコスモステージ。

すいけんの後悔日誌
[予想成績]購入額1000円→回収額990円 的中!(元本割れ)
◎フサイチホクトセイ(5着) 好位グループの内。4コーナーから仕掛けるが反応が悪い。直線の坂のあたりでは一旦2番手に上がるかという感じだったが、坂上で力尽きた。もう少し積極的なレースを期待していたのだが。
○メイショウボーラー(2着) 二の脚の速さでハナヘ。やはり外枠の分、ここまでで脚をだいぶ使った。それでも直線は「逃げ込んだか」と思える走り。交わされはしたが、内容的には強かった。抑えが利く(タメ逃げ)なら、クラシックでも面白いかもしれない。
▲キョウワスプレンダ(9着) 後方。直線も見せ場はなかった。
△コスモサンビーム(1着) 好位の内。前半やや行きたがっていたが、4角で前の馬の外へ出すと、猛烈な3頭併せから抜け出してそのまま前も捉え切る。一瞬の切れが存分に生きた。
×グレイトジャーニー(7着) 中団の後ろ。3〜4角でジワジワと前に接近するが、直線は伸びなし。
<総評>久しぶりに当たった!と思ったら、10円の負け。な〜んか、つらいなぁ。まぁ外れるよりはいいか。それにしてもカツハルは…って、本命を打ったとき、毎回文句つけてるかも。