今では、大のオリックスファンとして有名な（？）すいけんだが、
最初にファンになったのが（当時は阪急ブレーブスだが）昭和６０年、小６の時。
当時から、ファンが少なくていつもスタンドは（もち当時は西宮）ガラガラ。
周りに「阪急ファン」という人は結構いたが、「球場まではいかない」という声が多かった。
そんな環境だったが、「阪急ブレーブスこども会」に入っていて、
内外野自由席に無料で入場できたのでよく西宮球場まで見に行っていた。
それから10数年。
通算で阪急・オリックスの試合は１００試合は生で見ただろうか。
その中で一番印象に残っている試合といえば、
平成７年８月２５日、藤井寺球場の近鉄＝オリックス戦。
佐藤義則投手（現阪神投手コーチ）がノーヒットノーランを達成した試合。
７回以降、特に９回裏の緊張感はいまだに忘れられないほど強烈だった。
この試合を生で見たことは、あちこちで自慢している。。。
その他では、
山田久志投手（現中日監督）２０００奪三振達成
とか、
仰木彬監督ラストゲーム
とか、
悪いのでは、古溝が１イニング４被本塁打のタイ記録、
野茂（当時近鉄）の初勝利＆１７奪三振など、
いろんな試合を見てきた。
さて、それはさておき、４月１５日に今年初の野球観戦のために
グリーンスタジアム神戸（オリックス対大阪近鉄３回戦）へ行ってきた。
開幕から絶不調の今年のオリックスだが、この日は勝てそうな気がしていた。
理由は２つ。
「近鉄には開幕シリーズで連敗したが、大阪ドームと違ってＧＳ神戸では相性がいい」
ということと、
「先発の戸叶は開幕２連敗だが、ここが背水の陣でベストに近いピッチングをするだろう」
という点。
そして、この３連戦の残り２日は雨予報が出ていたこともあり、
この日に行くことを決めた。
車を飛ばして、５時過ぎに到着。
ん？外野席の入場料が６００円？マンデーパリーグは半額？いつのまに！
これから月曜日に参戦する機会が増えそうやなぁ〜。
んじゃ、お客さんもそれなりに入って…。
あら？ガラガラや〜！
ちなみに、試合開始直前のライトスタンドをカメラで撮ってみたのでどうぞ！
どうみても、５０人ぐらいしかいない。
優勝争いをするか、スーパースターが出現しないと、このチームは客が入らんのかなぁ。
ちなみにこの写真を撮った後、デジカメの電池が切れた。だから写真はこれでおしまい。
雨がパラパラと舞う中、午後６時に試合が開始。
先発戸叶は、気合いのピッチング。初回を３人で片付ける。
だが、２回。先頭の中村紀にセンター左に２塁打を打たれる。
この打球、センター谷は追いついていたかのように見えたが、グラブの先を抜けていった。
これで戸叶の闘志にさらに火がついたか、気迫のピッチングに変わる。
ここから３人を３者連続三振で切って取った。
まるで「ちゃんと守ってくれないんやったら、自分ひとりでやってやる！」とでも
言っているかのピッチングにみえた。素敵です。
相手投手、大阪近鉄のパウエルもまずまずのピッチングだったが、
４回にラッキーな内野安打や押し出しで２点先制。
そして続く５回に打線が爆発。
先頭後藤のプロ初アーチに始まり、日高、葛城のタイムリーや、三輪の犠飛、
さらに一巡して後藤がタイムリー。一挙６点を取って試合を決めた。
あとはセギノールのＨＲなども飛び出し、計１１得点。
戸叶も７回まで毎回の９奪三振。８，９回は嘉勢が締め、完封リレー。
いい勝ち方だった。
しかしこの日は、大きな出来事が！！
話は５回裏、後藤のプロ入り初ＨＲのシーンに戻る。
そのボールが、ライトスタンドに座っていたすいけんの４〜５ｍ左に飛んできた！
跳ね返って、前の方に転がったボールを、すいけんは
「欽ちゃん走りで」（ｂｙふっさん）
「焦ったように」（ｂｙたんぱＣ関西）
そのボールを必死に追いかけ、ボールを拾ったのだ！
プロ入り初ＨＲというのも知っていたし、「届けなければいけないかな？」とか
「どうやって届けたらいいんやろ？」とか考えていたら、球場係員が近寄ってきて、
「ボールを回収させてもらってもいいですか」と。
「もちろん」とボールを渡したら、しばらくしてその係員が再びやってきた。
紙袋を手にして、「後藤選手からのお礼です」とその紙袋を渡してくれた。
その中身は…、
後藤のサインボール、サイン入りのリストバンド、そして２００２ＢＷイヤーブックだった。
