『サブスポ!』トピックス


<Topics:52> 4度目の口取りは「ビードマンっ!」





競馬のトピックスも久しぶりだなぁと思ったら、
アーリントンCのレポ以来なんですね…。
今年ってほんと何もしてないなぁ。
こんなので次(予定)の10大ニュースが書けるだろうか…と
心配になったりもしますが、それはそれとして、マジェレポを。


12月3日(土)の阪神11R・ゴールデンホイップトロフィーに、
ロードマジェスティが出走。
秋に復帰後は8着、10着、5着と以前通りの甘さが顔を覗かせてはいたが、
着順の印象よりも着差はそれほどではなく、
今回は世界の名手の誰かが手綱を取るということで、
このレースへ向かう予定と発表された段階で大いに期待していた。

まぁ除外の可能性もあったし、出走に漕ぎつけられれば、という感じではあったが、
できれば公営兵庫の岩田Jが当たればいいなぁなんて思っていた。
結果出走が叶い、騎手を見たら「ビードマン」ってなっていて、
藤田や中舘じゃなくて良かった(笑)と思う反面、
ビードマン騎手もあまりイメージがなかったので、
(何度か来日していたので名前は知っていたが)
「そっか」くらいにしかその瞬間は感じなかったというのが本音。
でも毎年何が起きるか分からないレースだし、
一応すいけんのホームコースの仁川なので、
久々に口取りに申し込みました。

前日に競馬ブックを買って印を確かめると、
本紙こそ△だったものの無印の記者も多く、
馬柱の短評も「ジリはジリだが」と何とも微妙な見立て。
これでは勝ち負けは厳しいかなと思いながらも、
当日は口取りを申し込んでるのもあってスーツで応援に向かう。
今回は他に馬券を買うつもりもなかったんで、ギリギリの時間に向かいました。

到着したのがちょうど一つ前のレースの出走馬が本馬場に向かったところ。
なのでパドックに向かって歩いていたら、前をファイター氏がテクテクと…。
「マジェスティが出てるから、この時間にパドックに来ると思ってたで〜」とファイター氏。
完全に動きを読まれてます…(苦笑)。

さてパドック。目の前でマジェスティを見るのはマーガレットS以来。
その時と比べて「だいぶ活気がでてきたな」という印象。
それまではホントにのぼ〜っと周回するというイメージがこびりついてましたからね…。
馬体重は前走より2キロ減の488キロでまだ余裕があるようにも見えるものの、
もともとがBT産駒らしく太めに見えるタイプなので評価が難しいところ。
まぁ「悪くはない」というのが現場で見ての感想でした。


パドック1 パドック2
「白徳民」騎手(笑) 本馬場入場


ところで「今回は勝ち負けは難しい」と思っていたんですが、
一応好走できそうな材料もちょこちょこありました。
その1つめは「12、1月の成績は(2-1-0-0)」という点。
まぁ連対がすべてこの時期ということになるんですが、
ジュニアカップ勝ちもあるので冬場が得意という推測も成り立ちます。
また「阪神マイルは(1-1-0-1)で唯一の着外も重賞5着」というコース相性。
ちなみにマイル戦自体も(2-1-0-2)なので、
舞台としては申し分ない条件ではあったわけです。
あと山内ロードのケイアイファーム帰りは、
好走まで3〜4走かかるという印象も自分の頭の中にあったので、
そろそろ出番があっても不思議ではないと思ってました。

まぁこれくらいの材料では当然自信も持てず、
「結局指定席の5着だろう」という思いの方が、
はるかに強かったんですけどね…(苦笑)。

さてパドック〜本場馬入場と写真を撮り終えたあとは、
口取り参加者の集合場所へ。
「2〜3人しかいないんじゃないか」とも思ってたんですが、
申し込みは7名。さすがWSJSです(笑)。
いつも聞いてる注意事項を聞いたあとは、
レース写真を撮るためにゴール前のイス席の一番後ろへ。
最前列に行ってもいいし、その方が馬を大きめに撮れるんですが、
そうなるとラチかカメラマンが被ってしまうので、
いつも後方に陣取るようにしてます。
ほどなくスタートしたファイター氏の馬券的メインの
中京11レース(ファイター氏、残念ながら外れ…)も終わり、
いよいよGホイップTのスタート!

五分のスタートを切ったマジェスティは一旦好位につけるも、
外からドッと来られて向正面では中団。
外へ出す場面もなく、3コーナーでもそのままの位置でタメているビードマン騎手に
「切れへんのやから、早よ動けや!」
とブツブツ口が動くすいけん。

だが4コーナー手前から一気に動いていった岩田=マイティーカラーのおかげで
外へ出すスペースができて、そのマイティーに連れるように進出を開始。
このままついていけば、上手くいけば2着はあるかもという感じだったので、
すいけんも「岩田についていけ!」と応援。

そして直線半ばでは「最悪でも掲示板はキープできたやろ。
外を通っているから他の馬のカゲにならないし、カメラ的にはいい感じやし」
と3〜5着あたりでゴールするのを想像してカメラを構えるすいけん。
だがその瞬間に横から聞こえてきたファイター氏の「アタマや!」の声。
このレースの馬券を買っていない彼は客観的にレースを見ていました。
その声に「えっ?えっ?」と思いながら、
マジェスティに焦点を当ててシャッターを切ったら、見事に差し切る瞬間でした。


ゴール前1 ゴール前2



そこまでは比較的冷静だったんですが、
ゴールの直後から急に舞い上がってしまったすいけん。
ファイター氏に握手を求められたあたりまではまだ理性があったものの、
その直後に「ビードマ〜〜ンッ!!」と無意識に叫んで
周りの一般客をドン引きさせたすいけんがそこにいました…(苦笑)。
その周りの引き方で理性を取り戻すすいけんもいかがなものかと…(笑)。

そんな感じで集合場所に戻ったら、まだ誰も戻ってきてなくて一番乗りでした。
直後にヨウイチさんが駆け足でやってきて、2人で抱き合って喜ぶ。
これでまた理性が失われたすいけん。
続々とやってくる他の会員さんたちに、
「やった〜!」とか「よく差してくれた!」とかの意味の言葉を
ハイテンションで言いまくってたような記憶がかすかにあるものの、
舞い上がってて、ハッキリ覚えてません…(苦笑)。

そしてロードのスタッフさんに連れられて通行証をもらい、ウイナーズ脇で待機。
レースは審議になっていたものの、
マジェには関係ないことがわかっていたので、安心して確定を待つ。。。

やがて確定して口取り。通算4回目、仁川では2回目の口取りです。
最初のマーシャルの新馬の時の口取りと比べるとだいぶ慣れてきたけど、
でも中からウイナーズ周りの客を眺めると、
勝ち誇ったような気分になれるのは変わりません。

口取り終了後は、今回は次の最終レースにもロードの馬が出てたので、
レース後の“懇親会”はそのあとということで時間が開くので、
数名の会員さんたちと話しながら待機。
その間のみんなのテンションの高いこと…。
まぁ多分にすいけんが引っ張りあげてたような気もしますが…(笑)。

そして最終後、スタッフさん登場。関係者の声を届けてくれるんですが、
ビードマン騎手は「場内インタビューの通り」、
山内先生はこの開催はいつも中京なのでコメントも当然なし。。。
(てかビードマン騎手のインタビュー、聞いてない…)
なのでその場はアッサリとゼッケンを持っての写真撮影大会に…。
すいけんも撮ったり撮られたりしてたんですが、
そこへ偶然通りかかった友人がそんなすいけんの姿を激写(笑)。
数分後にその写真がメールで送られてきたのには笑いました。


さて今回見事な差し切りを演じてくれたマジェスティですが、
よくよく考えてみたら、すいけんの出資馬って差し切りが少ないことに気が付いた。
ご存じブレーブはあんなだし、マーシャルも2勝とも押し切りのパターン。
と思ってこれまでの勝利時の通過順を調べてみると…、

ロードブレーブ
98/07/19 未勝利 函館芝1200 松永幹 7−8−7
99/04/04 500万下 中京ダ2300 荻野 1−1−1−1
99/05/29 青嵐賞 東京芝2400 後藤 1−1−1−1
00/05/06 陣馬特別 東京芝2400 高橋亮 1−1−1−1
ロードスナイパー
99/12/11 未勝利 小倉ダ1700 千田 1−1−1−1
00/04/02 500万下 阪神芝2000 松永幹 2−2−2−2
04/12/04 500万下 阪神ダ1200 熊沢 4−2−2
ロードサンシャイン
01/08/04 未勝利 新潟芝1800 小林淳 8−8−10
ロードスプレッド
02/09/02 障害未勝利 小倉芝2900 岡冨 5−4−4−2
ロードマーシャル
03/11/09 新馬 京都芝2000 藤田 4−3−2−2
04/01/11 福寿草特別 京都芝2000 藤田 3−3−2−2
レディプラウド
04/07/04 未勝利 阪神芝2000 熊沢 3−3−2−2
05/02/05 500万下 小倉芝1800 鮫島克 7-10−5−2
05/08/21 十勝岳特別 札幌芝2000 四位 2−2−2−1
ロードマジェスティ
04/12/11 未勝利 阪神芝1600 安藤勝 2−3−4−3
05/01/05 ジュニアC 中山芝1600 勝浦 3−4−4−3
05/12/03 GホイップT 阪神芝1600 ビードマン 7−6−9−9
ロードウイング
05/03/05 未勝利 中京ダ1700 上村 4−4−4−2

う〜ん、やっぱり差し切りが少ない。
4角平均通過順は2.94という数値。
これまでがこういう形ばかりだっので、
目の前で(それも差す脚がないと思ってた馬が)差し切ってしまったんだから
舞い上がってしまったのも当然なんですかね…。

さて、これで見事オープン馬となったマジェスティ。
(まぁもともとOP特別勝ちはあるが…)
このあとは暮れのファイナルSが予定されている。
できればビードマン騎手に短期免許で来てほしいところだが、
それも無理な話ですね…(笑)。
まぁ得意の仁川マイルでの好走に期待したいところです。
上がりが掛かってくれればいうことなしですけど…。

そして来春にはマイラーズCで念願の重賞制覇を…。
その後は仁川マイルを中心に大活躍を期待して…って、
古牡馬が出られる仁川マイルの重賞ってマイラーズCしかないやん!
いや、それよりも、春の開催が終われば仁川は改修で半年間やらないし…。

ブレーブ現役の時は東京コースを改修して1年間も涙したし、
JRAはもっと改修計画をしっかり考えてやってくれないと…。
仁川マイルが改修で2コーナーポケットからのスタートになるのは大歓迎なはずだけど、
今となったら、「変にいじるな!」とか思っちゃいます。
ほんと「一口バカ」なすいけんですね…(苦笑)。









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