『サブスポ!』トピックス


<Topics:53> ロードグレイシア初陣レポ





ロードマジェスティがゴールデンホイップトロフィーを快勝した余韻がまだ残るその2週間後、
12月17日(土)の阪神6R・2歳新馬(芝2000)でロードグレイシアがデビューしました。

関西圏で出資馬がデビューしたときはできる限り現場に行って
応援するようにしているすいけん。
今回も口取りに申し込んで、阪神競馬場に応援に行ってきました。

さてこのロードグレイシア、父がクロフネで、母がシュバルヴォラントという血統。
姉がこの2ヶ月ほど前に残念ながら引退したレディプラウド。
ちなみにこの世代のロードの山内厩舎の内国産牡馬はこの馬を含めて3頭いて、
もう2頭は片方がシンコウラブリイ産駒、もう片方はマジェスティの弟と、
3頭とも出資するのに魅力のある馬達だったが、
予算的なこと(グレイシアが一番安かった)と、
血統的なこと(マジェスティの弟は父がフレンチデピュティで
クロフネの方が当然思い入れがある)から、
グレイシアに出資することにしたのだが、
運良くというか、結果的にグレイシアがこの中で一番早くのデビューとなった。

レースの2週間ほど前にこのレースでのデビューの方向が示されたが、
このレースでは良血アグネスサージャンもデビューを予定していて、
「さすがに勝ち負けは難しいなぁ」と思っていたのが正直なところ。
実際その週の競馬ブックの有力新馬の欄にもグレイシアの名はなかったし、
週刊Gallopでは少し触れられていたものの、
同厩ロードアルファード(前述シンコウラブリイの産駒)のおまけという感じだった。
なので今後に繋がる競馬をしてくれればいいと思っていたら、
競馬ブックの当日版を見たらなんと本紙本命。
急に期待度が高まりました。
とはいっても、馬柱の印とスタッフ予想の欄の印を合わせても、
本命印はこのレースの本紙担当(おそらく)の長岡さんだけ。
期待していいのかよくないのか難しいところです。
まぁ無難に考えれば、アグネスサージャンと
もう1頭の血統馬ナイアガラに続く評価というのが妥当かなぁという感じ。
それでも上手くいけば一角崩し以上も…なんて淡い期待もあったりして(笑)。


さて当日。この日は中京の5Rにロードウイングも出ていたので、
それに間に合うように阪神競馬場へ。
なんとかウイングが走る時間に間に合った…と思ったら発走時刻を30分勘違い。
12時00分発走なのに、一つ前のレースの時間に合わせてしまいました…。
おかげで30分と少しの間、とてもヒマな時間を過ごすことに…。
まぁその時間でウイングとグレイシアの応援単勝馬券をゆっくり買うことができましたが…。
って、30分もいらないですけど(苦笑)。

やがてウイングのレースもスタート。
初距離のダート2300、どうせ先行してバテると思っていたら、なんと後方2番手から。
これではどうせ「後方侭」だなと覚悟を決めるも、
2周目3コーナーから追い上げて、最後は6着まで押し上げてゴール。
予想外の好走にいい気分となったすいけんです。

そんないい気分のままのんびりとグレイシアのパドックへ向かう。
そして最前列で出走馬の登場を待っていると、
馬ではなくファイター氏が登場(笑)。
2週間前と似たような状況です。
そこでファイター氏が一言「単勝買ってきたろか?」。
そう、2週前にマジェが勝ったとき、すいけんがパドックを見ている途中で、
応援の単勝馬券を買っといてもらったんです。
それでファイター氏、ゲン担ぎにと気を遣ってくれたんですが、
そんなことをすっかり忘れていたすいけんは、
先程のヒマな30分ですでに購入済み。
結構ゲンを担いだりジンクスを気にしたりするすいけんなのに、
これでは今日は勝てないなぁとやや落胆。

そんなタイミングで馬がパドックに登場。
Aサージャンはさすがにバランスのいい好馬体。
2番人気のナイアガラはやや余裕残しなうえにしょっちゅういなないて落ち着きがない。
「よし1頭消えた!」と再びいい気分に。

さて対するグレイシアはというと、第一印象は、
「マジェの胴が詰まった感じの馬だなぁ」と。
もちろん毛色も違うし(ちなみにグレイシアはすいけん初の芦毛)、
血統的つながりもないんですが、なんとなく直感的にそんな感じがしてしまった…。
メンコは耳覆いなしのバージョン、ハミも通常のハミ(途中でリングハミのようにも
見えたんですが、2人引きで隠れてハッキリ確認できず。でもおそらく普通のハミでしょう)。
で、全くうるさいところもなく落ち着いている。
若干太め残りなこと以外は特に問題なしという感じ。

パドック1 パドック2

やがて停止命令がかかって騎手が各馬のところへ…。でも福永Jは現れず。
あ、ちなみにすいけんの出資馬に福永Jが騎乗するのはこれが初めて。
なので騎乗姿を撮りたいと思っていたんですが、
これは本馬場入場時に持ち越し。

ところでこの福永J、前週にクロフネ産駒のフサイチリシャールでGT勝利。
この日の新馬戦2つは5Rがクロフネの妹マリンブルーで
この6Rがクロフネ産駒ロードグレイシアに騎乗。
3つ勝ったらめちゃ綺麗や!と勝手にストーリーを創るすいけん。
でも一つ前のマリンブルーが2着でその可能性は潰えたんですけどね…(苦笑)。

まぁそれは置いといて、ウイナーズ前まで移動し入場を撮影。
その足で口取り参加の集合場所へ向かう。
新馬戦だし6〜7人いるかな?と思ったら、申込者わずか3人とのこと。
知ってる人もいなかったんで、軽く話しただけでスタンド前へと移動。
カメラを構えてファイター氏と応援。
一応この間のマジェと同じような状況ですが、
一つ違うのはファイター氏がこのレースの馬券を買っていたこと。
「応援の意味も込めて」グレイシアから流した馬連を手にしていました。

スタートは若干ヨレながらもいいスタート。
そのまま3番手の内を追走するグレイシア。
「すいけん馬は切れへんねんから、それでええねん!」とつぶやくすいけん。
でもレースは超スロー。1000mを1分4秒ちょっとで通過。
今度は「切れへんねんから、瞬発力勝負はマズい!」と一気に不安の塊に。
でも3コーナー過ぎにAサージャンが追っつけ通しになって
「やった、飛んだ!」と再びテンションUP。
こちらは持ったままの手応えで直線へ。
坂下ではいい感じで先頭に立ったナイアガラにAサージャンが懸命に並びかける。
対するグレイシアは若干前がカベになってしまい、抜けるのに少しロス。
それでも何とか人気2頭の内に進路を取り食い下がる。
一瞬は並びかけたかに見えたが、そこで脚色が同じになり、
結局半馬身差の3着で入線。
それでも大健闘の内容でした。
タイムは2分7秒台でレース上がりも37秒台と平凡すぎるが、
今の阪神は時計が掛かるし、2歳の2000m戦なので時計では判断しづらいので、
まずは素質馬に食い下がったことを評価したいところです。
本馬場入場 1周目1コーナー

レース後の懇親会は10名少々が集まる盛況。
てか、みんな口取りに申し込もうよ、とも思うがそれはまぁいいとして…。
福永Jのコメントによると、距離も持ちそうだし芝もダートも問題ないらしい。
さらに「また乗りたい」とも言っていたようで、一気に期待度が急上昇です。
陣営も次にAサージャンと当たった時は勝つという気を持ったみたいだし、
今後が楽しみになってきました。
まずは1月7日の未勝利戦(福永騎乗で決定!)でナイアガラを下して
初勝利を挙げることを期待。
そして3度目の正直でクラシックの舞台へと向かってほしい。
まぁ毎年こんなことを言ってる割に、一度も実現してないんですけどね…。







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