その後はファイナルＳ５着、ニューイヤーＳ優勝、小倉大賞典１１着とその戦いを続け、
２月２６日（日）の阪神１１Ｒ・阪急杯（ＧⅢ：芝１４００）に出走した。
今回は、当レースを現地観戦してきた模様をレポートします。
マジェスティが阪神競馬場で出走したときは、これまで全て口取りを申し込んでいたすいけん。
だが、今回は珍しく私服参戦となった。
理由としては、その日は他の用事もあってスーツで動きたくなかったことが一点。
そしてもう一点、重要な要素を占めたのが、
「鞍上が藤田（に戻ってしまった…）」という点。
まぁここ２走で乗ってくれたカツハルＪは当日は中山でバランスオブゲームに乗るので、
それは仕方ないにしても（でも勝つかぁ～バランス…）、
あんまり「藤田で阪急杯を勝つマジェ」という図が浮かばず、
気乗りがしなかったというのが正直なところ。
また、距離も１Ｆ足りないとの感覚も拭い去れなかったですしね。
とはいっても得意コースの仁川だし、展開さえ嵌まってくれたらという期待は持っていたので、
全く期待していなかったという訳でもなかったんですけどね。
「今日勝ったら『藤田嫌いなすいけん』をやめる」と毎度のコメントを用意しながら…（笑）。
ちなみにこの『藤田嫌い』。発端はブレーブとの相性の悪さが始まり。
なんと(0 0 0 7)というヒドさだったので、好きになれるハズはない。
でもその後にマーシャルの新馬戦で初口取りを叶えてくれて、
福寿草特別も勝ってくれたことで（これも口取り）、だいぶマシになってたんですが、
当時から時が経ってその感動も薄れ（苦笑）、
それ以後は藤田がすいけん馬でいい結果が出していないというのもあり、
「できれば乗ってほしくない」という考えに戻ってしまっていました。
マジェも過去の４勝はアンカツ、勝浦、ビードマン、カツハルというジョッキーたち。
藤田では(0 0 0 3)だったのを考えると、やはり気乗りがしないのも仕方ないかと…。
あ、これ書いてて気付いたけど、勝たせてくれた日本人ジョッキーは、
３人とも「勝」の字が入ってるんですね。
他に「勝」の字が入ってる騎手っていたかな…と騎手一覧を見てみたら１人だけいました。
常石勝義Ｊが…。
リハビリは進んでいるんでしょうか？
復帰できたら乗って勝ってくれることを祈ってます。
えーっと、話がだいぶそれてきそうになってるので、当日へと戻します。
当日は朝から雨模様。
道悪を苦にせず、実際にニューイヤーＳで勝っているマジェにとっては、かなりの好材料。
ひょっとするかも…という期待がこれで３割増。
一つ前のレース、１０Ｒの出走馬が馬場へ出る頃に競馬場に到着。
（最近ホントにギリギリ到着が多い。目的が一口馬観戦だけになってるからだけど…）
パドックへ向かうと、そこにはおなじみファイターさんの姿が…（笑）。
やがて出走馬が姿を現し、最前列でマジェを撮っていたものの、
やや離れてゴーストＱさんとヨウイチさんが一緒にいるのを発見。
ゴーストＱさんとは１年ぶり、ヨウイチさんとは暮れ以来ということで、
ちょっと挨拶を…と思いそちらに合流。
まぁちょっとのはずが、パドックの間ほとんどずっとになっちゃいましたが…。
その間ほったらかしにしてしまったファイターさんにここで陳謝…m(__)m
ちなみに馬体重はマイナス６キロの４９２キロ。
気配も適度に気合いが乗っていい感じでした。
あ、あと、珍しく藤田がパドックで乗りました（笑）。
すいけんの出資馬が出るときはほとんどパドックに姿を見せない藤田Ｊなのに、
（ちなみにこれも藤田を好きになれない理由の一つ）
さすが重賞だと、変なところで感心するすいけん（苦笑）。
入場シーンを撮って、軽く会員さんたちに挨拶をしたあとは、４コーナー方面へ歩を進める。
いつも口取り参加ばっかりだったので、そうなったらレースはゴール付近でしか見られないので、
今回は「たまには別の角度からレース写真を…」と思った次第。
まぁ最初は４コーナーで写真を撮るつもりだったんですが、
結局は、残り１ハロン地点がいい具合いで撮れそうだったので、予定を変更。
ま、歩き疲れただけとも言いますが…（苦笑）。
さてレースの方は、体半分ほど遅れたような感じでマジェはスタート。
道中も前走とは真逆な感じの行きっぷりの悪さ。
やや追っつけながらも中団馬群の後ろという位置取り。
ここまでの走りから、向正面半ばでは「今日はムリ」と観念…。
あとはどこまで追い込んでくれるか…という感じで直線へ。
だが中団馬群から抜け出せない。
「こりゃ着もなしだなぁ…」と思いながらも、カメラを構えてマジェの走る姿を撮影。
ちょうど上手く馬群を捌いたところだったようで、他の馬の陰にならずに、
写真を撮ることができました。
と、その瞬間、横のファイターさんの「ミキオや、ミキオや！」の声。
そう、この日でジョッキー生活を終える、松永幹夫Ｊ騎乗の
ブルーショットガンが抜け出そうとしていたのです。
そこからは（どうせマジェはダメだし）、ミキオが勝つシーンをしっかり目に焼き付けようと、
ターフビジョンで確認しながら静かに応援。
いつもならゴールの瞬間は愛馬が何着かをキッチリ確認するんですが、
今回は全く確認できず、７～８着くらいかなぁと何となくの感覚で思うすいけん。
普段はまず愛馬の着順を確認するのがメインで、何が勝ったかはスローで初めて知るという
そんなケースがほとんどなんですが、今回は逆パターン。
スローで見るとマジェは６着と、思ったよりも健闘していて、ちょっと嬉しい気分。
だがいつもはレース後に引き上げてくるシーンもカメラに納めるんですが、
この日はミキオのせいで（！？）ウイナーズ近辺に人が多くて脱鞍所そばに近寄れず…。
まぁそれもアリかと、ファイターさんと離れ、パドック裏の会員集合場所へ。
今回は口取りも満杯だったようで、お馴染みの会員さんを中心に結構集まりました。
私服組には、久々に大和さんの姿も…（プラウド以来だったかな？）。
その場では、すいけんの藤田批判に始まり（？）、マジェのこと、ミキオのことなど、
いろいろしゃべっているうちに、やがてロードのスタッフさんが到着。
陣営の話を要約すると、「今後はマイル一本で…」てな感じ。
（＝１８００で掛かり、１４００で追走に苦労したからですね）
コメントを聞いて、会員さんの反応もちょっと微妙…（苦笑）。
そんな感じで話をしているうちに、やがて阪神最終レース。
もちろんミキオのラストレースなんですが、ゴーストＱさんがマジェの馬券を買い間違えて、
このレースの１２番（超人気薄）を買っていたことから、
みんながそちらの方に注目するという若干異様な光景に…（笑）。
結果そのメイショウペリンゲは３番手につけて粘り込みを図るも、やや中途半端に４着…。
ミキオのフィールドルージュが中団追走から最後抜け出して、
ラストを１４００勝達成で飾るという感動的ドラマ。
ゴール前で見たかったという気もしたけど、マジェが当日に出てなかったら、
たぶん競馬場自体に来てなかっただろうから、まぁ良かったのかもしれません。
ところでミキオ。
コンねんどさんあたりはよく知っているでしょうが、結構思い入れの強いジョッキーでした。
ミキオの馬券を買って、そして外れてミキオの文句を替え歌に、なんてことをよくやりました。
でもこれは藤田とは違って（笑）、好きなジョッキーだから、というのが大きな理由だったと思っています。
来ないような気がしてても、何となく買ってしまう、そんな感じが多くありました。
これからは、この役割はカツハルが担うのかと思うと我ながら笑えてきますが、
最近の中堅や若手にそういう風に思わせる騎手が見当たらないのが残念ですし、
逆にミキオには、それだけ楽しませてくれたという感謝の気持ちが絶えません。
ちなみに、思い入れが強かった理由はもう一つあって、
それはすいけんに一口での初勝利をプレゼントしてくれたということです。
ユートジェーンへの思い入れからロードブレーブに出資してから１年半の１９９８年７月、
デビュー後６戦して未勝利のまま夏になり、不安感がだいぶ大きくなってきたころ、
ブレーブを初勝利に導いてくれたのが、ミキオＪでした。
あの勝利が今までで一番嬉しかったし、あれがなければ一口を続けていなかったかもしれません。
（続けなかった方が良かったのでは？という指摘は一切無視…笑）
その後にも、スナイパーの２勝目を挙げてくれました。
この勝利は、すいけん唯一（ここまでで）のクラシック最終登録という結果をもたらすものでした。
（皐月賞に最終登録。だが骨折が判明して出走は幻に…）
一口馬での勝利はこの２つだけでしたが、やはり思い出深い勝利でした。
マジェスティが負けたレースでなければもっと素直に喜べたのかもしれないですが、
それはそれとして、お疲れ様でした、我らがミキオ騎手。
って、マジェレポのハズが、いつの間にか「Ｖｉｖａミキオ」てな感じに変わっちゃいましたね（笑）。
マジェに話を戻すと、今回の敗因としてあげられているのが距離なんですが、
それよりも騎手の相性の方が大きいような気がします。
（また騎手の話に戻してしまった？…笑）
あれだけ前半の動きがよくなかったのは、藤田と合わないとしか思えないんです。
次は中山の東風Ｓ（芝１６００）を予定してるようなので、
藤田には仁川に残ってもらって、カツハルが乗ることに期待したいところです。
あ、ちなみに山内厩舎からデビューの新人くん、「田中克」なんですよね。
カツハルと紛らわしくなっちゃいそうですが、活躍してマジェに乗れる様になってほしいですね。
そしていずれはミキオみたいに替え歌にしやすいジョッキーになってくれれば…（笑）。
↓ 今回の写真 ↓
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| パドック | 藤田を乗せて周回 |
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| 本馬場入場 | 残り２００ｍ地点 |