1 静態論 会計の目的を債権者保護の立場からの財産計算に求める会計思考を静態論という。 静態論における貸借対照表の役割は、財産状態の一覧表であり、債務弁済能力ないし債権担保力の表示手段とされる。貸借対照表に計上される資産は財産価値を有するもの(財産)に、負債は確定債務に限定される。資産の評価は売却時価による。