2 保守的な会計処理の内容 保守的な会計処理とは、他の諸原則が守られている枠内で、収益はできるだけ確実なものだけを計上し、費用・損失は細大もらさず計上することによって、利益をできるだけ控えめに計算し、資金の社外流出を防ごうとするものである。 保守的な会計処理には、以下のようなものがある。 @棚卸資産評価における低価法の採用 A貨幣価値下落時の棚卸資産評価における後入先出法の採用 B減価償却における定率法の採用 C割賦販売収益の認識における回収基準・回収期限到来基準の採用