2 費用収益対応の原則の役割 今日の財務会計では、原則として、実現主義の原則に基づいて期間収益の認識がなされ、一方で、発生主義の原則に基づいて認識された費用のうち、収益との対応関係をもつものが当該期間の費用として計上され、両者の差額として期間利益が表示される。 つまり、費用収益対応の原則は、期間費用ないしは期間利益を決定する役割を有する。