4 企業会計原則における損益計算書

企業会計原則における損益計算書は、営業損益計算、経常損益計算及び純損益計算に区分される。
営業損益計算の区分では、企業本来の営業活動により生じた損益を示し、企業本来の営業活動の成果である営業利益を表示する。
経常損益計算の区分では、主として企業本来の営業活動に付随する財務・金融活動により生じた損益を示し、企業の正常な収益力である経常利益を表示する。
純損益計算の区分では、臨時損益と前期損益修正からなる損益を示し、企業の期間的処分可能利益である当期純利益を表示する。
当期純利益までが本来の損益計算書の区分であるが、商法との調整により、株主総会において処分の対象となる当期未処分利益を計算表示するために、前期繰越利益等が加減表示される。