2 先入先出法

@定義
先入先出法は、最も古く取得されたものから順次払出しが行われ、期末棚卸品は最も新しく取得されたものからなるとみなして、払出単価を計算する方法である。
A特徴
先入先出法は、一般的に計算上の仮定が物の流れに一致する。
また、期末棚卸資産の貸借対照表価額は決算時の時価に近い価額で計上される。
しかし、物価上昇時に先入先出法を適用すれば、先に取得した低い単価によって払出原価が計算されるので、収益と費用の同一貨幣価値水準における対応がなされず、保有期間中の貨幣価値の下落分である棚卸資産利益(保有利得)が売上総利益に含まれることになる。