2 取替法
①取替法の定義
取替法とは、取替資産に適用される費用化の方法であり、取替資産の取替えに要した費用を収益的支出として処理するもので、減価償却の代用法として認められている。
②取替資産の定義
取替資産とは、鉄道のレール・枕木のように、同種の物品が多数集まって1つの全体を構成し、老朽部分の取替えを繰り返すことによって、常に全体が維持されるような有形固定資産である。
③取替法の特徴
取替法は、物価変動時にその取替費用がそのときどきの時価で計上されることになり、収益と費用の同一貨幣価値水準における対応が図られ、実体資本の維持が図られる。