1 無形固定資産の概要

@定義と分類
無形固定資産とは、具体的な形態をもたないが、長期にわたり経営に利用され、利益を獲得する上で有用なものをいい、法律上の権利を表す資産と経済上の優位性を表す資産(営業権)並びにソフトウェアに大別される。
A取得原価の決定及び償却
無形固定資産を有償で取得した場合には、その支払対価をもって取得原価とする。営業権以外の無形固定資産を無償で取得した場合には、公正な評価額をもって取得原価とし、地上権のような非償却資産を除き、当該資産の有効期間にわたり計画的、規則的な償却を行う。