1 繰延資産の計上容認理由

商法会計は、債権者保護を目的とすることから、資産は換金性を有するものに限るとするのがその基本的立場である。しかし、期間損益計算の適正化の観点をとり入れ、繰延資産の貸借対照表への計上を一定の制約条件の下で認めた。