3 年金資産の取扱い及びその理由

@年金資産の取扱い
年金資産(公正な評価額)は、退職給付に係る負債の計上額の計算にあたって差し引かれ、貸借対照表には計上されない。
A年金資産を退職給付に係る負債の計上にあたって控除する理由
年金資産は退職給付の支払いのためのみに使用されることが制度的に担保されていることから、これを収益獲得のために保有する一般の資産と同様に企業の貸借対照表に計上することには問題があり、かえって、財務諸表の利用者に誤解を与えるおそれがあると考えられるためである。