1 為替予約等の処理方法
為替予約等の会計処理方法には、振当処理と独立処理とがある。
(1) 定義
振当処理とは、為替予約等により確定する決済時における円貨額で外貨建取引を記録する方法である。
独立処理とは、外貨建取引と為替予約等を別個の取引とみなして、それぞれについて会計記録を行う方法である。
(2)外貨建取引等会計処理基準
外貨建取引等会計処理基準においては、原則として独立処理を採用することとしているが、ヘッジ会計の要件を満たす場合には、当分の間、振当処理によることを認めている。