6 ヘッジ会計の要件
ヘッジ取引にヘッジ会計が適用されるのは、次の要件が全て充たされた場合である。
(1)ヘッジ取引時の要件(事前テスト)
@当該取引が企業のリスク管理方針に従ったものであることが、文書により確認できること
A企業リスク管理方針に関して明確な内部規定及び内部統制組織が存在し、当該取引がこれに従って処理されることが期待されること
(2)ヘッジ取引時以降の要件(事後テスト)
ヘッジ取引時以降においては、ヘッジ対象とヘッジ手段の損益が高い程度で相殺される状態又はヘッジ対象のキャッシュ・フローが固定されその変動が回避される状態が引き続き認められることによって、ヘッジ手段の効果が定期的に確認されていること