3 中間財務諸表の性格

中間財務諸表の性格付けについては、実績主義と予測主義の二つの異なる考え方がある。
なお、中間連結財務諸表等の作成基準においては、中間財務諸表は、中間会計期間に係る企業の財政状態、経営成績等を明らかにすることにより、将来の実績予測に資する情報を提供するものと性格付けることが適当と考え、実績主義を採用することとしている。
@実績主義
実績主義とは、中間会計期間を事業年度と並ぶ一会計期間とみた上で、中間財務諸表を、原則として年度の財務諸表と同じ会計処理基準を適用して作成することにより、当該中間会計期間の財政状態及び経営成績等に関する情報を提供するものとする考え方である。
A予測主義
予測主義とは、中間会計期間を事業年度の一構成部分と位置付けて、中間財務諸表を、部分的には年度の財務諸表と異なる会計処理基準を適用して作成することにより、当該中間会計期間を含む事業年度の業績の予測に資する情報を提供するものとする考え方である。