Favorite


「My best book 10」
<2001年10月1日 現在>
小公女 バーネット
不動の1位のような気がします。昔からの大のお気に入り!
屋根裏部屋でのセーラの空想が本当になった、あの場面が大好き♪
何度も、ホントに本が擦り切れるまで読み返した本です。もちろん今でも思わず手に取ってしまいます。
扉を開けて 新井素子
初めて手にした新井素子作品。この1冊で、素子さんにはまりましたね。
素子さんの作品って、文体は軽いんだけど、テーマっていうか作品の底辺に流れるものがすっごく重いんですよね。
そこが、とても気に入っています。一番好きな作家さんです。
スキップ 北村薫
中学時代の国語の先生が貸してくれた本。
この先生は、私の読書遍歴にかなりの影響を及ぼしています。この北村さんもですが、栗本薫さん、岡嶋二人さんも、最初の1冊目はこの先生が貸してくれた本でした。
で、この小説!17歳の主人公がうたた寝から目覚めると、25年も時をスキップして42歳になっていたって話なんです。
高校生だったのに、いきなり旦那と17歳の娘までできてしまった主人公ですが、今の”わたし”を必死で生きていきます。前向きな姿勢には頭がさがるくらい。ただの「タイムトラベル」の話ではないです。
グイン・サーガ 栗本薫
現在本編80巻・外伝16巻が刊行されていて、単独作家では世界一長い小説なんだって。
主人公は豹頭(人間の身体に頭は豹)のグイン。いろんな国のいろんな人々の栄枯盛衰も絡み合って壮大な物語です。今、もっとも続編が待ち遠しい小説。
光の帝国 常野物語 恩田陸
新聞広告で知って、題名にすごく惹かれて手にとりました。
「本に呼ばれる」って、本好きの人なら分かると思いますが、まさにその通りの本でした。「本に呼ばれて」手に取った本って、ハズレがないんですよね。
でも、どうしてその本に惹かれたのか自分でもよく分からない。本以外にも「本屋に呼ばれる」こともありますよね。
古来からさまざまな超能力を持つ常野の一族(?)の話です。この本の中には、いつくかの短編が納められています。続編、でないのかなぁ?
十二国記シリーズ 小野不由美
「絶対、面白い」って噂を聞いて手にした本。
最初は「ホワイトX文庫」ってことで、かなり抵抗を感じたんですが;;;
読み出すと本当に面白くって、読み終わると同時に、続編を求めて本屋に走りました。現在、講談社文庫からも出版されています。
異世界の話なんだけど、そこには十二の国があって、それぞれに国王とその王を選ぶ「麒麟」がいて・・・子供は木になって・・・と設定もかなり面白い。
ハリスおばさんシリーズ ガリコ
「ハリスおばさんパリへ行く」「ハリスおばさんニューヨークへ行く」「ハリスおばさん国会へ行く」「ハリスおばさんモスクワへ行く」の4作品。「パリへ行く」の初版が昭和54年(^^ゞ
ロンドンの通い女中の「ハリスおばさん」の様々な珍道中etc.人生の悲喜こもごもを描いた作品。講談社文庫から出版されているのですが、今では手に入らないかもしれません。我が家の本はかなり色褪せて「小公女」よりもボロボロかも!?
凍える牙 乃南アサ
「○○賞」とかの本って敬遠してたんですけど、この本で私の中の「直木賞」のイメージが好転しました。面白かった!その一言ですね。
クラインの壷 岡嶋二人
この作者は2人の共同執筆。現在はコンビを解消されて、それぞれでご活躍中です。かたわれの「井上夢人」さんの「ダレカガナカニイル・・・」も面白かった。
「で、一体どっちなの!?」ってのが、読了後の感想です。これだけじゃ、分かんないよね(笑)
10 グリフォンズ・ガーデン 早瀬耕
作者が大学の卒業論文に書いた小説。ということで、コンピューターの専門用語がポンポン出てきます。現実の世界と創造の世界の二組の恋人達のお話。