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「My best book 10」
<2008年10月1日 現在>
小公女 バーネット
不動の1位のような気がします。昔からの大のお気に入り!
屋根裏部屋でのセーラの空想が本当になった、あの場面が大好き♪
何度も、ホントに本が擦り切れるまで読み返した本です。もちろん今でも思わず手に取ってしまいます。
扉を開けて 新井素子
初めて手にした新井素子作品。この1冊で、素子さんにはまりましたね。
素子さんの作品って、文体は軽いんだけど、テーマっていうか作品の底辺に流れるものがすっごく重いんですよね。
そこが、とても気に入っています。一番好きな作家さんです。
十二国記シリーズ 小野不由美
「絶対、面白い」って噂を聞いて手にした本。最初は「ホワイトX文庫」ってことで、かなり抵抗を感じたんですが;;;読み出すと本当に面白くって、読み終わると同時に、続編を求めて本屋に走りました。現在、講談社文庫からも出版されています。
異世界の話なんだけど、そこには十二の国があって、それぞれに国王とその王を選ぶ「麒麟」がいて・・・子供は木になって・・・と設定もかなり面白い。
2008年には雑誌掲載の短編を読めましたが、ますます「読みたい!」欲求が募っただけのような・・・(笑)そろそろガッツリ長編を読みたいもんです。。。
スキップ 北村薫
中学時代の国語の先生が貸してくれた本。
この先生は、私の読書遍歴にかなりの影響を及ぼしています。この北村さんもですが、栗本薫さん、岡嶋二人さんも、最初の1冊目はこの先生が貸してくれた本でした。
で、この小説!17歳の主人公がうたた寝から目覚めると、25年も時をスキップして42歳になっていたって話なんです。
高校生だったのに、いきなり旦那と17歳の娘までできてしまった主人公ですが、今の”わたし”を必死で生きていきます。前向きな姿勢には頭がさがるくらい。ただの「タイムトラベル」の話ではないです。
光の帝国 常野物語 恩田陸
新聞広告で知って、題名にすごく惹かれて手にとりました。
「本に呼ばれる」って、本好きの人なら分かると思いますが、まさにその通りの本でした。「本に呼ばれて」手に取った本って、ハズレがないんですよね。
でも、どうしてその本に惹かれたのか自分でもよく分からない。本以外にも「本屋に呼ばれる」こともありますよね。
古来からさまざまな超能力を持つ常野の一族(?)の話です。この本の中には、いつくかの短編が納められています。「蒲公英草子」「エンドゲーム」と続編も出ています。もっともっと常野の世界を堪能したいなぁ・・・。
ハリスおばさんシリーズ ガリコ
「ハリスおばさんパリへ行く」「ハリスおばさんニューヨークへ行く」「ハリスおばさん国会へ行く」「ハリスおばさんモスクワへ行く」の4作品。「パリへ行く」の初版が昭和54年(^^ゞ
ロンドンの通い女中の「ハリスおばさん」の様々な珍道中etc.人生の悲喜こもごもを描いた作品。講談社文庫から出版されているのですが、今では手に入りません。我が家の本はかなり色褪せて「小公女」よりもボロボロかも!?
「復刊ドットコム」にて投票数達成し、目出度く復刊されました!
一瞬の風になれ 佐藤多佳子
「一部-イチニツイテ-」「二部-ヨウイ-」「三部-ドン-」の三部作。
無我夢中で貪り読みました。陸上の、特に短距離走の魅力溢れるお話。高校生が主人公なので、その清々しさも魅力の一つかな。青春だわーと浸れるお話でもあるかも(笑)
海の底 有川浩
何度読んでも泣ける。すっかり夏木&冬原コンビに夢中です。巨大エビに襲われ潜水艦に閉じ込められた若き自衛隊員と子供達のドラマ。無我夢中で読んだ。そして、潜水艦の中だけではなく、機動隊員のおっちゃん達もカッコよい!続編・番外編の収められた「クジラの彼」も合わせて読みたい。
短編で極甘恋愛路線でもいいから、続編・番外編をもっと書いて欲しい!
「図書館戦争」シリーズ 有川浩
「図書館戦争」「図書館内乱」「図書館危機」「図書館革命」「別冊T&U」「DVD特典短編5編」からなるシリーズ。
読み始めた途端、本の世界に引きずり込まれました。図書館が舞台のお話なんて、私にはたまりませんよ。本好きには是非とも手にとって欲しい一冊です。長いシリーズになりましたが、最後までテンションが下がることなく読めました。この世界を充分に堪能させてもらって大満足。
10 グイン・サーガ 栗本薫
単独作家では世界一長い小説なんだそう。とうとう100巻を超え、ますます面白くなってきました。・・・と、書いたのは昨年。今年度は、ちょっとマンネリ化というか、だらだらと作者の趣味の舞台で足踏み状態です。そこに、ちょっとウンザリ気味。かろうじてBSET10に入っているのは、今まで積み重ねてきた歴史があるが故です。100巻まではすんごく面白かったんだもん。・・・と書いたのは昨年のこと。今年もウダウダ感を感じつつ、多少の進展あったかなぁ・・・という感じです。
主人公は豹頭(人間の身体に頭は豹)のグイン。いろんな国のいろんな人々の栄枯盛衰も絡み合って壮大な物語です。今、もっとも続編が待ち遠しい小説。しかし、いったい何巻まで刊行されるのだろう・・・。来年は順位が上がってる事を期待!でも、著者の体調の悪さを考えると、最終巻は読めないかもしれないという諦めも心の隅っこに芽生えました。