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「年間 best book 10」
<2006年10月〜2007年9月>
一瞬の風になれ 佐藤多佳子
「一部-イチニツイテ-」「二部-ヨウイ-」「三部-ドン-」の三部作。文句無のベスト1。無我夢中で貪り読みました。陸上の、特に短距離走の魅力溢れるお話。高校生が主人公なので、その清々しさも魅力の一つかな。青春だわーと浸れるお話でもあるかも(笑)
海の底 有川浩
何度読んでも泣ける。すっかり夏木&冬原コンビに夢中です。巨大エビに襲われ潜水艦に閉じ込められた若き自衛隊員と子供達のドラマ。無我夢中で読んだ。そして、潜水艦の中だけではなく、機動隊員のおっちゃん達もカッコよい!続編・番外編の収められた「クジラの彼」も合わせて読みたい。
風が強く吹いている 三浦しをん
部員10名。ギリギリの部員数で箱根駅伝を目指す事になった大学の陸上部のお話。乗り気じゃなかったみんなが、だんだんと必死になって、最後は襷を繋ぐことに全力を傾ける。その姿に胸が熱くなりました。
鴨川ホルモー 万城目学
デビュー作。京都を舞台に、京都の4大学に代々受け継がれてきた”ホルモー”のお話。いかにも「京都」らしい設定に、とんでもない奉納舞など、楽しさ満点の1冊。続編も近々刊行されるらしいので、そちらも楽しみ。
塩の街<単行本> 有川浩
BEST10内に同じ作家さんが重ならないように選んできたんだけど、今年はどうしても無理です;;;ということで、有川祭な今年、2作目はこれ。文庫版だけだったら10位内には入ってなかったであろう作品。その後のお話が入って、まさに”完結”でした。”塩”に侵された街を舞台に自衛隊員と女子高生の「愛が世界を救う」お話。泣けるし、極甘ぶりにホッペをぽりぽりしたくなる作品(笑)デビュー作でこれは凄いです!
配達あかずきん 成風堂書店事件メモ 大崎梢
成風堂書店シリーズ1作目。デビュー作。本好き、本屋好きには堪らない1冊。見覚えのある本が出てくるだけでテンションが上がります。ましてや、その本を使っての謎解き。これは外せないよ;;;です。現在、シリーズで3作出版されていますが、これが一番面白かったので。
空の中 有川浩
有川祭3作目(笑)いぶし銀のような宮じいの言葉に何度、涙したことか・・・。高校生の恋もいいし、自衛官の大人な恋も良い!
水滸伝 全19巻 北方謙三
かなりの長編なんで手を出すのに躊躇したけれど、1巻目を読んだら夢中で貪り読みました。壮大なお話、漢達のカッコよさにしびれた作品でした。これを読んだら、他の水滸伝はちょっと物足りない・・・。
チョコレートコスモス 恩田陸
まさに小説版「ガラスの仮面」。オーディションの場面にはドキドキワクワクしましたね〜。久しぶりに、恩田作品にのめり込んで読みました。こんなお話をもっと書いて欲しいなぁ・・・。そして、ガラスの仮面を読み直したくなった(笑)
10 空飛ぶタイヤ 池井戸潤
某自動車会社の事件を彷彿させるお話。走行中のトラックのタイヤが飛んで死者が出た。整備ミスなのか?それとも・・・。最初から泣けました。信念を持って行動する事の大切さを教えられた物語。

2007.10.01