ひとりごと
『お礼状』
風
やはり
自分の心に正直に生きんと
自分の人生じゃない気がする
PCの前に座ると真正面、ディスプレイの上辺り。絶対、目に入るように貼ってあるポストカード。これを貰ってから、毎日のように眺めては自分に言い聞かせているよ。
「え〜!私、正直に生きてるけどなぁ(笑)」
「いや、お前は笑いで誤魔化す」「うん、そうだ!」「そうそう」
「え・・・そんなことは・・・ない、よ」
ポストカードを貰った時の、この会話は忘れる事ができない。ファミレスでコーヒー飲みながら、みんなに囲まれて泣き出しそうだった。こぼれ落ちそうな涙を抑えるのに必死だった。
あの時から私は、少しずつ、ホントに少しずつだけど変わっていけたような気がするよ。お酒飲んでミットモナクも絡んだり、グチグチウダウダとひねくれたり、ボロボロに泣いたり・・・。今まで人前では絶対に見せなかった、見せれなかった自分を、さらけ出せるようになったよ。何をしても受け止めてくれる人達がいるって思えたよ。
小学生時代の体験がトラウマとなって、人と深く関わるってことが恐かった。またあんな経験をするのかも・・・っていう不安がついて回って、自分をさらけ出せなかった。自分が誰かに好かれるに値する人間だとは、どうしても思えなかった。自信なんて、持てる訳がなかった。そんな、頑なな気持ちを少しずつほぐしてくれた。
そしてね。”あの時”から数年。今年になって、初めて”あの時”を思い返して泣いたよ、泣けたんだよ。やっと、冷静にとはいかないまでも、「逃げ出した」って事実に向き合う事が出来るようになったんだな、と思った。それから、あんな不義理をしてしまった私のことを、ずっと見守ってくれた人達。あんなにぐちゃぐちゃにして逃げ出したのに、文句も言わずあそこに残った人。私のせいで残れなくなった人。ずっと変わらず私の傍にいてくれた人達。もちろん、すべてが”私の為だけ”だったなんて、そんな傲慢な考えは持ってないけど。
この前、「今年の目標」を伝えたら、思いがけずみんなが大騒ぎ(?)して驚いた。同時に、こんなにも心配を掛けていたのだなと、心配してくれていたのだなと、本当にありがたく嬉しく思った。嬉しい言葉も貰った。この数年間、何度も聞いた言葉もあり、初めて聞いた言葉もあり・・・。そのどれもが、初めて心の奥の奥にまで沁みたような気がするよ。
なんだか、感情的でめちゃくちゃな文章になってしまったけれど。伝えたかったのはただ一つ。
今、私がこんな気持ちでいられるのは貴方達のお陰です。本当に本当にありがとう。
ホントは面と向かって言わなければいけないことだって、ちゃんと分かっているんだけど、やっぱりこっ恥ずかしくって・・・。それに、きちんと話せる自信もなかったので、こんな形をとらせてもらいました。そこのところ、分かって貰えると嬉しいです。いえ、分かってもらえると勝手に思っています。
私は忘れっぽいしバカだからね。これから先、また同じように躓く事があると思う。そんな時は、これを読み返して頑張るつもりです。その為にも、こういう形で残しておくことにするよ。
すずな
2004.03.20