ひとりごと
『読書週間に思うこと』
今年もまた「読書週間」が始まりましたね。毎年思うことなんですけど、何で「読書週間」ってあるんでしょうね。
「読書は知識を深める」だの「読書は人格形成に大きな影響を与える」だの、「読書は想像力を育てる」だの、そんな理由で読書を薦めるから、読まないんじゃん!って思いませんか?確かに、知識を深める為にする読書もあります。人格形成の為に・・・って読む人がいるかどうかは、知らないけど^^;でもさ〜、本当に読書が大好き♪って人は、そんなこと考えてないよね。
私も、こんなH.P.開設してるくらいだから読書は大好きっ!本の無い生活なんて耐えられない、本の無い世界なんて考えられない人です。で、私が「趣味は読書です」って言った時の周りの反応がね;;;「偉いね〜」だの「凄いね〜」だの、そんな言葉がほとんどです。挙句の果てに、苦虫噛み潰したような顔で「うぅ〜〜!(顔プルプルさせながら)」だもんね。でもさ、よぉ〜〜く考えて欲しいんだけど。どうして「趣味はゴルフ」だの「趣味はパッチワーク」って人には、「偉いね〜」「凄いね〜」じゃなくて、「趣味は読書」って人は、そうなんでしょうね?運痴&不器用な私からすれば、ゴルフやパッチワークの方が「凄いね〜」「偉いね〜」「うぅ〜〜!(プルプル)」なんですけどね。
私の「読書」は、あくまでも『趣味』なんです!だから、ゴルフ好きな人が暇さえあれば、それこそ傘ででも、素振りの練習をするのと同じように、暇さえあれば、暇が無ければ寝る時間を削ってでも本を読む訳です。それが、ゴルフするよりもパッチワークするよりも、楽しいんだもん♪だから『趣味』なんだよね。
でも、こんな私でも読書が苦痛な時がありました!学生時代の「読書感想文」です。あれも「読書」を敬遠させる原因だと思うんですけどね〜。私の場合、大抵の人が最初に躓くであろう「読書感想文を書く為に本を読まなきゃ。で、どの本を読もうか?」ってことは、無かったですよ。それはもちろん無いんですけど、でも本当に大好きな本の読書感想文なんて書けませんよね〜。だって、すっごぉ〜〜く感動して、心に響いて、こう、胸のあたりがほわぁ〜〜〜んってしてる状態を、どういう言葉で表現すればいいんですか?私は、そんな”感想”をぴったり表せる言葉なんて知りません。単に表現力不足なのかもしれないけど(^^ゞで、私が躓くのは「どの本の感想文を書こう?」「どれなら、感想文がかけるかな?」でした。これが、嫌で嫌でね〜。今もあるんですかね?読書感想文。あるんでしょうね〜。無くなって欲しいですね、アレは。
で、最初に戻りますが・・・
何で読書週間なんてあるんでしょうね?この時期、学校によっては毎朝15分間くらい強制的に読書させられるんですよね。読みたくもない本を読まされれば、嫌になるのなんて当たり前のことなのにね。ちなみに、私は体育の授業の「バレーボール」と「マラソン」が大嫌いでした(笑)読書は知識を深める?人格形成に役立つ?想像力を育てる?私の知識なんて底が知れてるし、性格なんてお世辞にも良いとは言えないんですけどね。おまけに想像力が育ってたら、とっくの昔に「作家」になってますって、ねぇ。
そうそう!その「毎朝15分間の読書」って、本を読みたくない人にとって嫌な時間だったと思いますが、本好きな私にとっても嫌な時間でした。その時間が嫌な時間じゃなくて、その15分間の後の時間がね。だって、15分読んだら、すっごぉ〜〜く面白いとことかで読書を強制的に中断させられるんですよ!もぉ〜〜続きが気になって、気になって・・・悠長に、算数とか社会の授業なんか受けてられる訳ないじゃありませんか!(笑)
なんか、うだうだと愚痴ってしまいましたが・・・
「趣味は読書です」って言った時に、「へぇ〜、どんなジャンルが好き?好きな作家さんは?」って聞いてくれる人が一人でも増えてくれればいいなぁ〜、そしたら嬉しいなぁ〜と、そう思う「読書の秋」です。
すずな
2001.10.30