シクラメン生産の最大のポイントは、夏の暑さをどう乗り切るかにあります。

地中海沿岸原産のシクラメンは涼しくて乾燥した気候が大好きです、ところが日本の夏は正反対の高温多湿、これではなかなか育ちません。

そこでひとつの方法として高冷地育苗があります。夏の間は涼しい避暑地に移動して育てる方法です。しかしこの方法は大きなコストアップにつながってしまうため当園では行っていません。

当園のとった方法は、川崎市の気候で育てたシクラメンの中で一番良い株から種を取り、この種を翌年播きます、これを繰り返していくことで川崎の気候に対応した品種を作り上げました
(川崎育ちです)
                   
耐暑性の上がった品種のおかげで今年の7月を思い出してください、あの灼熱の暑さも乗り切ることができました。

また乾燥した気候をこのむシクラメンは水やりの時葉っぱに水をかけてはいけないことを知っていますね、
        
しかしホースを使った手潅水では、どおしても葉っぱに水がかかって過湿になってしまい病気が出やすくなります、そこで当園では底面給水と言う方法で水をやっています。
 
こんな環境で育ったシクラメンはきっと御家庭に行っても長持ちすることでしょう。

良いシクラメンを作るために

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