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Ferrari F355 GTS Yellow 1994
▼詳細情報
 348まで、どちらかというとフェラーリは、扱いにくく、またクオティもポルシェなどと比べ低く、それでいてポテンシャルもイマイチな感が否めなかったのですが90年代中盤に1970年代のフェラーリF1監督であった、ルカ・モンテゼモロがフェラーリの代表に就任して以降、エンジニアに元ホンダの監督、後藤治を迎えるなど、製品の大幅なクオリティアップと売り上げ向上のため、大規模な組織改革を行いしました。

  そしてそんな中、新生フェラーリとして発表されたストラダーレとして発表されたのが、このF355でした。このモデルよりそれまでのフェラーリでは到底無縁であった、パワステなどのドライバーズエイドが多数装備するようになり
また信頼性の飛躍的な向上に伴い、誰もが気軽にドライブ出来るフェラーリへと進化したのでした。

古くはディノから始まる、このエンジンフードのフォルムが
いかにもミッドシップのスーパーカー然として好きですね

それだけにモデナ以降、これが消えてしまったのが悲しい
  実際に私もサラリーマン時代に数回程ドライブしたことがあるのだですが、決して皆が言うほど楽チンなモンえはないような印象を受けました。まず乗り込む時も、それまでのフェラーリと一緒で、全高117センチという確かにカウンタックに比べれば確かに割高のようにも思えますが、やっぱりその車高自体が低い!と痛感させてる屋根と、これぞスーパーカーと思わせる幅広の黒いプラスチックで覆われたサイドシルの隙間!?に足を突っ込んで次にお尻をコノリーレザーのシートに納めなければなりません。

  う〜ん、そこからフロンドグラスごしに望む、そのパノラマはやっぱりスーパーカーならでは!
それにイタ車特有のコノリーレザーとは、また違う種類のニオイが鼻を突きます。同じニオイはアルファロメオやフィアットにもありますが、ロールスやアストンにはこのニオイは感じないからやはりイタ車のニオイなのでしょう。

またF355にはあって、モデナでは消えてしまったモノが
サイドシルにあったサイドブレーキーのレバーです。
やっぱりスーパーカーのサイドブレーキレバーは
サイドシルにないとねぇ〜
っと思うのは私だけでしょうか!!
  キーをひねると、あっけなくV8は目覚めますが、180度クランク角のおかげでロードカーでは常識の800回転のアイドリングでは低すぎて安定しないせいか、止まっている時からもの凄い轟音が私のの背中を襲います。

  左に目視線をやれば、買い物帰りで、ママチャリをドライブする周りの淑女があまりに心地よいエンジンサウンドのためか、冷たく鋭い視線を上からこちらに送っており、その様相はまるでSM嬢のように見えてしまいます。

  イージードライブを期待して削り出しのクラッチペダルを踏み込むと、これが結構重いことが分かり、ゲートどおりに長めシフトレーバーを1速に進め、クラッチを静かにリリースすると・・・・

「グスン!!!」

っと、エンジンがストール。やはり慣れていないのと(下手なこともありますが)緊張した左足がクラッチの重みに負けてしまった!っていうのが正直なところです。
  気を取り直してニュートラルに戻し再度、イグニッションをひねると、先程と同じ儀式を繰り返し、クラッチが繋がったあとは一気にスロットルを踏み込むと気分はシューマッハとは行かないまでも、テストドライバーのルカ・バドエルくらいは満喫できます。

  背後から「クォ〜ン」っと雄たけびを上げる、3.5リッターV8は天井しらずに回転を上げていく。う〜ん、タマラン!!この快感だけで1千万を払う価値はあります。

  新車価格は遂に2千万を超えてしまったV8フェラーリ。
もはやスモールフェラーリとはいえなくなった、現行のF430の車格を考えれば、このF355は最後のスモールフェラーリなのかも知れません!!

 そういえばF355のエンジンの3.5LのV8って、昔のF1のエンジンと同じスペックなんですよね。
▼仕様
■Ferrari F355 GTS Yellow (1994)
Made by MINICHAMPS Scale1/43
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