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ZAKSPEED Type871 Drived by C・danner (1987)
今でこそドイツのF1チームといえばメルセデス、BMWなど
メーカー系チームが独占してしまってるけど
70〜80年代はやはりATS、RAM、リアルなどのプライベーターがほとんどでした。
そしてそんなドイツのプライベーターの雄ともいうべきメイクスが
なんといっても、このザックスピードでしょう。
日本では1989年に鈴木亜久里が所属し、全戦予備予選落ちという不名誉な記録で
有名になってしまった、このチームだけど
元々はツーリングカーレースの名門で、1985年から
900PS/11.000mphを発する1495ccの4気筒エンジンを自社で開発し
F1に参戦したのですが、すでにホンダ、ポルシェなどのメーカー系エンジンが
F1のトップ市場を独占していたのとチーム体制がどうしても貧弱だったため
さしたる活躍は出来ませんでした。

89年からはターボエンジンが禁止されたのと、その年からシートに座った
鈴木亜久里の縁もあって
それまでの自社製の直4気筒エンジンから、ヤマハのV8エンジンにチェンジしたが
このヤマハエンジンもまったくのダメダメだったこともあってか
当時このチームのエースで、現在DTMのチャンピオンドライバーである
ベルント・シュナイダーをもってしても
全16戦中、決勝に進んだのはたったの2戦のみでありました。
(ただし、この2戦のいずれもリタイヤ!!)
そのような大不振からオーナーのエリッヒ・ザコウスキーも
「こりゃ〜ただのお金の無駄遣いじゃ〜!」っと言ったのかどうかは知りませんが
この年をもってF1から撤退し、その後はメルセデスCクラスで
DTMなどに参戦し、大活躍に至ります。

ちなみにこの上のマシンは1987年にクリスチャン・ダナーがドライブしたマシンで
彼はその後、全日本F3000を経てアメリカに渡り
CARTでそれなりに活躍していたのが、記憶に新しいところです。
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