[5B/255M PushPull] 7C6-7N7-5B/255M-TRIAD_S35-5AZ4 更新日:2002.7.30 ロクタル管の5B/255M(CV391)を使用した弁当箱アンプです。5B/255Mという球は 807をロクタル管にした真空管の様で、小型ながらプレート損失は25W、Ep-maxは 600Vとアンプ用途で使用するのに十分なspecを持っています。 「魅惑の真空管アンプ下巻」によれば、6L6相当のロクタル管は無いとありますが、 冷戦時代に軍用の特殊な真空管がそう簡単に一般に出回る事は無く、今頃になって 5B/255Mのような軍用管が出てきても不思議では無いわけです。 というわけで、遠縁である6L6アンプの回路(原回路は「魅惑の真空管アンプ下巻」 の6L6 A級20W PushPullアンプ)をちょっとイミって、オールロクタル管アンプを作 ってみました。 左の写真のとおり、使用した真空管は 全てロクタル管です。 左奥から、7C6,7N7,5B/255Mが2本です。 また、後ろに隠れていますが整流管 の5AZ4が2本あります。 (ロゴの色合いが良いでしょう?) 主な使用部品を簡単に説明します。 1.TRIAD S-35 5K PushPull用 有名なTRIAD社のトランスで一次側インピーダンスが5KΩのPushPull用です。 許容電力は20Wで、電流は片側100mAまで流すことが出来ます。 2.電源トランス PMC-170 秋葉原の有名なトランス屋ノグチトランスのオリジナル品です。 【参考文献】・「魅惑の真空管アンプ下巻」浅野 勇 監修 誠文堂新光社 |