12BH7A パラプッシュプルアンプを解体した時に残ったシャーシや出力トランス:TAN
GOのU15-8 を再利用するために作ったのがこの6BQ5 PushPullアンプです。
部品は殆ど有り合わせ、6BQ5にいたっては中古の抜き球で出所不明のものです。電源
トランスは容量不足なので新たに購入しなければなりませんでしたが、偶然秋葉原で安
くて質の良い輸入トランスを発見しました。(JUNKなこの一品を参照)
そうこうしているうちに何となく部品が揃い製作開始することに。。。
抵抗やコンデンサについては、手持ちのA&BやらERO、SANGAMO などをふんだん
につぎ込んだので外見は廃品利用、中は贅沢三昧の変なアンプが出来上がりました。
直熱3極管のような華やかさが無く、あまり待遇に恵まれない6BQ5が贅沢なパーツを
与えられてどんなの音を出すのか興味があったからです。と言ってもそれほど6BQ5に期
待していたわけではないのですが。
かくしてアンプが完成し、別項のFE-103スピーカに繋ぎアンプの音出しを開始しました。
マーラーのCDをプレイヤーに入れ緊張の一瞬。 音はちゃんと出る。。。あれっ?
何か音が良くないかこれ?。。。
【参考文献】 「音響道中膝栗毛」 伊藤喜多男著 誠文堂新光社