平成21年10月18日博多埠頭より飛鳥Uで10日間の日本一周のクルーズに出かけました。
11時出航 5日前に出した荷物が部屋に届いている。早速整理・昼食 14時からは
国際条約に基づき避難訓練(ボートドリル) 部屋に備え付けのライフジャケットを着
けて7デッキの指定ボート側へ集合 1グループ70名 全員の点呼。ボートは100名以
上が乗船可能で、エンジン付。水や食料も搭載 ちょっと安心した気分になりました。
10月19日船上で夜明けを迎える。彼方にうっすらと見える舞鶴の港が徐々に近ずく。
沢山のコンテナ等が積み上がった工場地帯のような波止場に接岸。舞鶴港は日本海側の
重要港湾である。午後から、海軍記念館、赤レンガ倉庫、引揚記念館・公園等の観光に出
かける。世界各国のレンガ等が展示してある博物館が印象深い。17時出港、デッキで5ケ
のテープを投げて腕に結わえ付けシャッターを押す。ピーンと張ったテープがプッンと切れて
地元の皆さんの見送りを受け船の別れを体験しました。博多では風が強くて出来なかった。
10月20日 富山の商工業都市 高岡市伏木港に入港 鉄鋼が山済みの眺めは、
現在アルミサッシ生産は日本一ですとバスガイドさんの説明に納得した。世界遺産
白川郷観光に出かけました。足をかばって、皆に遅れてゆっくりと歩いて見学しまし
た。各寄港地で8〜10コースの観光が企画され、健脚度が示されている。出発前に
自分に合わせて、希望のコースを申し込んでおります。
10月21日は寄港なしの終日航海 ゆっくりと船内を楽しむ。客室は広さに
よって6タイプあるが、他のコーナーは全て一緒に利用する。朝食・昼食は
和食(5デッキ)or洋食(11デッキ)と自由に選べる。夕食は700名が二組に
分けられて5デッキのダイニングルームで戴く。17時からはドレスコードが
指定され フォーマル、インフォーマル、カジュアルと日程が組まれている。
同室者は面倒だとブツブツ これがあるので荷物が増えた。
6デッキのギャラクシーラウンジで脚本家 橋田壽賀子さんの講演があった。
話題作「となりの芝生」の裏話などでお互いの意識改革が必要でしょうと語ら
れて、楽しいトーク さすがです。 写真は11デッキにあるパームコート、海面
を眺めながらティータイム等を楽しむ
10月22日8時釧路に入港 北海道最大の穀物国際貿易港であり
工業集積地になっている。今日の観光は、健脚度1の「晩秋の阿寒
湖温泉ゆったりコース」 遊覧船で阿寒湖の紅葉を楽しんだ。覚悟して
いた寒さもなくお天気に恵まれた。まもなく飛鳥に到着と言う頃、ガイド
さんが釧路は「世界三大夕日のまちです」と説明。インドネシア・バリ、
フィリピン・マニラ、日本・釧路だそうです。バスの窓から見え隠れする
夕日は建物に遮られ見る間に沈んでしまった。デッキから眺めて見た
かった。残念!
10月23日八戸入港 日本を代表する漁港である。どの港も昔から物流の
拠点として地元の発展にかかわった光景を感じる。今日は「奥入瀬渓流ドラ
イブと十和田湖遊覧コース」 紅葉で彩られた渓流の眺めは右に左にと忙し
い。大勢の方が歩いておいでだ。ゆっくり散策したい美しい光景だ。遊覧船
からも紅葉を楽しみ,プリンスホテルで昼食。
客室はもちろんバスつきであるが、最上階12デッキにグランドバスがあって
大層リラックス出来るので大いに利用した。各階にはランドリーがあり洗濯機・
乾燥機・洗剤等など24時間利用できる。
10月24日8時 福島県小名浜港に入港するとフラダンスで歓迎、タラップを
降りたらレイを掛けてもらった。埠頭周辺では終日歓迎アトラクションや産展
が開かれ、にぎやかにもてなされた。夜には船がライトアップされ、ペンライト
で見送られながら19時30分出港。映画「フラガール」の「スパリゾートハワイ
アンズ」(名称改め)へはシャトルバスが出た。港にはそれぞれの顔を感じる。
港側の「一平」で食べた名物「あんこう鍋」が美味しかった。
10月25日 2度目の終日航海 写真は5デッキにあるピアノバー 演奏を
聴きながらお茶やお酒を頂く。諸々のゲームサロン、ハリウッドシアターで
は毎日映画が上映されているが、とうとう観なかった。6デッキのギャラク
シーラウンジでは毎晩エンターティナーショーがあり、毎晩1時間楽しみま
した。今晩は「ダ・カーポ」コンサートと豪華版 榊原まさとし、広子夫妻と愛
娘のフルート奏者麻里子さん3人でフォークソングの名曲を演奏 温かい
ハーモニーに酔いました。
10月26日 最後は四国の宿毛港、 ところが「台風20号の為底揺れの
上下動が大きく危険なので寄港を諦めます」と船長のアナウンス あと4
〜5メートルで接岸出来るのに。岸壁では雨の中 大勢の方々が歓迎の
準備、沢山のバスやタクシーがスタンバイしている。まもなく宿毛市長が
マイクを通して「残念です。これに懲りずに来て下
さい。」と 皆でデッキか
ら「は〜い」と申し訳ない気持ちになって手を振った。荷物の整理をして
宅急便伝表を付け、明朝8時までに通路にだす。真夜中27日1時50分
関門大橋をくぐった。22時以降照明は三分の一程に消されているそうだ。
(写真) 翌日ここで大きな事故があるなんて思いもしないで、寒いデッキ
でシャッターを切った。11時予定通りに博多港へ寄港しました。
船の旅は自分の体調に合わて楽しめるのが良い。