スーパースタープロレスリング
SUPER STAR PRO-WRESTRING
ファミコン/1989/
ポニーキャニオン・日本物産
Written By T鈴木



元気ですかっー!!


巷で「影のファイプロ」と呼ばれている?本作品ですが、とにかく登場レスラーから「A・イノチ」だの「G・アッポー」だの、80年代のいかがわしい系スメルのプンプンする、噂にたがわぬB級っぷりだったりします。

かと言ってそれはゲームがつまらないという意味ではありません。
遊べば遊ぶほどその独特の味わいが滲み出してくる、まるで初期FMWのようなインチキ臭ファンタジー色をかもし出した、胸いっぱいのゲームだったりします。

それではコントローラーを握ってハッスルハッスル!



レスラー紹介


身長体重はおろか、出身地までどこかのレスラーとまったく同じような気がしますが、一切関係ありませんので御了承ください。
画面に向かってお前は「●田だろっ」なんて正体暴きはマナー違反なので、即刻退場するように。


A・イノチ
身長191p体重230P 
1943年2月18日生 神奈川県出身
 
必殺技・マンジ固め
数々の名勝負・異種格闘技戦を経て、
後年は政界にも進出した、ご存知
プロレス界の「燃える闘魂」。
引退後も常に話題を振りまき、
現在では「神」として君臨する。

G・アッポー
身長209p体重300P 
1938年1月23日生 新潟川県出身
 
必殺技・Jネックブリーカードロップ
その巨体から生み出される豪快な技で
国内外で旋風を巻き起こした「世界の巨人」。
A・イノチと共に長年リングでトップを張り
続けていた、プロレス界の御大。


J・ツルマ
身長197p体重280P 
1951年3月25日生 山梨県出身
 
必殺技・ジャーマンスープレックス
「若大将」。G・アッポーの後継者として
将来を期待され、また若手相手に強大な壁であり続けた完全無欠のエース。
そのダイナミックな動きで無類の強さを誇る。

G・ゲンリュウ
身長189p体重260P 
1950年2月2日生 福井県出身
 
必殺技・パワーボム
相撲からプロレスに転身した「風雲昇り龍」50歳を過ぎた現在でも一線でファイト
する自他共に認めるミスター・プロレス。


R・チャーシュ
身長184p体重260P 
1951年12月3日生 山口県出身
 
必殺技・サソリ固め
「かませ犬」発言で一躍スターダムに
のし上がった「革命戦士」。一度引退
するも、カムバックし新団体を設立。
まだまだ一線で活躍するぞ。

A・マイダ
身長195p体重250P 
1959年1月24日生 福井県出身
 
必殺技・キャプチュード
キックボクサーとの異種格闘技戦で
壮絶な試合を展開。「新格闘王」と呼ばれる。
後に格闘技団体を設立。多くの強豪格闘家
を発掘。


S・ハリセン
身長192p体重310P 
1949年4月27日生 オクラホマ州出身
 
必殺技・ウエスタンラリアット
長く日本プロレス界で外国人エースと
して活躍した「浮沈艦」。
必殺のウエスタンラリアットで相手
レスラーの首を折った事件はあまり
にも有名だ。

B・ブロッキー
身長198p体重300P 
1949年11月2日生 ペンシルバニア州出身
 
必殺技・Fニードロップ
「超獣」と呼ばれる風貌に似合わず
打算的なところもあり、
「インテリジェントモンスター」とも呼ばれる。
が、リング外でも様々なトラブルを巻き起こし、
プエルトリコにて仲間レスラーに刺殺
されてしまった。


A・ウォーカー
身長187p体重300P 
1961年8月9日生 イリノイ州出身
 
必殺技・パワースラム
幼少の頃からスラム街で育ち、
生きたネズミを食って生きてきた。
レスラーになってからはH・ウォーリーを
タッグを組み、全米を席巻した「暴走戦士」。
H・ウォーリー
身長190p体重260P 
1958年4月25日生 イリノイ州出身
 
必殺技・Sブレーンバスター
A・ウォーカーとタッグを組、共に全米を席巻。
ウォーカーが負傷欠場した際には日本マット
に登場し、日本人レスラーとタッグを組んで
大暴れした「殺刃戦士」。


B・ベーター
身長195p体重370P 
?年?生 ?出身
 
必殺技・アバランシュホールド
A・イノチの対戦相手として突如出現
した「皇帝戦士」。不気味な甲冑を
着て登場し、巨体を活かしたプレス技
で相手を屠る。

A・ブーチャン
身長186p体重300P 
1936年9月19日生 スーダン出身
 
必殺技・Jエルボードロップ
残虐ファイトだけでなく、愛嬌のあるキャラで
お茶の間の人気者となった「黒い呪術師」。
Aイノチ、Gアッポーのライバルとして、
長く外国人エースとして活躍した。


S・アイアント
身長223p体重510P 
1946年5月22日生 カンタブリカ出身
 
必殺技・Jヒップドロップ
このゲームでは隠れキャラとして登場する。
蹴っても殴ってもダウンせず、
技もかけられない脅威の「大巨人」



スパプロだけはガチ


ゲームシステムは「ファイプロ」のそれと異なり、キックやパンチを当てて相手をダウンさせ、得意技をかける・・・というUWFチックな流れで進行していきます。
ってプロレスで顔面パンチは反則なんじゃ・・・。
「ゲームなら何をやっても許されるのか!?」

ただ、キック、パンチはやみくもに出しても当たるわけではなく、相手の隙を付くなどして、タイミングよく当てていかなければなりません。
これがなかなか難しく、モタモタしているとたちまち敵のキックの雨あられを食らうハメに・・・。

なお、得意技はゲームスタート前に4種類選択可能。
また、Bボタン+上下で小技、+横でロープに振ることも可能だ。


初期状態では4発打撃を当てないとダウンしてくれないが、相手の体力が減ってくれば3〜1発でダウンさせることもできる。
とにかく、まず打撃を当てなければ話にならないのだ!(連射しながら移動して蹴ってみたり、相手と縦軸をずらしながら蹴ってみたり・・・いろいろ試してみよう)


蹴って… ダウンしたら組み付き ダッ〜〜!!



ごちゃごちゃ言わんと誰が強いか決めたらええんや!



得意技をかけると画面下部にゲージが出現し、技を使い続けることによって上昇する。
これが満タンになるとABボタン同時押しでいよいよ必殺技が発動するぞ!



必殺技が発動すると画面が光だし・・・ ダッー!Aイノチ必殺のマンジ固め!



流血の魔術


ロープ投げなどでリング外に落ちても、20カウント終わるまでは戦いは続くのだ。
なぜか客席から投げ込まれるスパナを拾って、凶器攻撃をかますマイダ兄さん(徹底的にショー的要素を排除したUイズムは何処へ・・・。



目を覚ましてください!



コーナーポストからの飛び技も可能。
キャラによっていろいろ技が変わるので試してみよう。

「うわぁぁぁん!G・アッポーさんが飛んでるよぉぉ!!」



迷わず行けよ


ダウンシた相手に組み付き、Bボタン+左右でロープに振ることも出来ます。
もちろんその後にはカウンター攻撃(AB同時押しでダッシュ攻撃)も可能。
キャラによっていろいろなカウンター技が用意されているので、その一部を紹介しよう(全部載せられなくて正直スマン)。



G・アッポーの16文キック。 当たりマイダのニールキックだ。



あ、ちょっとまってください



このゲームではタッグマッチも可能です。
と言っても4人が一度に画面上に姿を現すわけではなく、自軍のコーナーに近づくと、なんか黒っぽいタッグパートナーが出現します。
ピンチになったら迷わずタッチだ!



味方のピンチに颯爽と飛んでくる(笑)影人間。
いや、パートナー。
はじめて見たらかなりビビります。



やる前に負けること考えるバカいるかよ!



自分を除く、全11キャラを倒すとチャンピオンです。
しかしこれで安心してはいけません。
2周(22キャラ)倒すと・・・・



A・アイアント登場!
自分の1・5倍はあろうかという巨大キャラで、これでROMの容量を半分ぐらい使ってそうです(笑)。
とにかくアイアントはダウンしない、投げられない、技がかからない!
と、まさに全盛期の大巨人ような強さで、ひたすらパンチ・キックを繰り返すしかダメージを与える方法がありません。
いっちゃっていいんですか、星野さん!?



とは言っても倒す方法はあります。
アイアントはダウンしないので、基本的には投げられません。
が、走りながらのダッシュ攻撃だけは別!
とにかくキック、パンチでダメージを与え続け、ダッシュ攻撃で倒し、フォールするしかないのだ(しょっぱい試合ですいません)。



こんなゲームやめてやる


当時筆者は「ファイプロ」か、この「スタプロ」のどちらを買おうか散々悩んだのですが・・・・「目を覚まして下さい」と神のお告げがあったのか、学生時代の貧乏ゆえ「負けたら即破産スペシャル」のプレッシャーがあったのか、結局上位機種であるファイプロを選んでしまいました。
まあそれ自体は正しい選択だったんですがね(笑)。

しかしファイプロが「メジャー・王道」なら、このスタプロも「インディー」という感じで独自の味わいがあり、なかなか楽しめます。
もはや本物と見間違えそうなグラフィックの現在のプロレスゲーもいいですが、たまにはこういった味のある「昭和のプロレスゲーム」も楽しんでみては。
どーですかお客さん!?







198X Vol.12 INDEXに戻る 198X TOPに戻る