Queen クイーン


69年ビートルズ解散.1970年にジミヘンが失速.3大ギタリストは路線変更.シカゴはポップグループに.ロックはプログレ・グラムが頑張っていたのだったが、当時自分はあまり聴かなかった.聴いていたのはジェスロ・タル.73年、メンバー全員がジミヘンを好きという情報だったので聴き始めたグループ゚.経過は下記で.

Queen 1973/7  LP587 CD11

最近デジタルリマスターCDが出ました.デビューアルバム.分厚いサウンドのハードロックだがマンネリパターンから脱却.歌と曲の構成で音の洪水を見事なハーモニーに.英国文学青年はシェイクスピアが皆好きなのだろう.歌詞が凄く文学的なのですね.ポップ要素もきっちり入っている.クリームの影響はあまり感じられないけれど、60年代のロックの要素は全て入っているという感じ.

  

On Stage75-79  CD40

Uと3枚目「シアー・ハート・アタック」はLPの表紙がロックでは珍しく、ブロマイド風でコマーシャルになってしまったかと思い購入しなかった.このライブで6曲聴けるがUは1枚目と同じ傾向もLZの影響?「シアー・ハートアッタク」はハード指向転じてグループ全員平等の精神からコーラスを主体にした音楽で軽妙.ヒット曲「キラークイーン」から「オペラ座…」が出来そうな雰囲気はあった.ブライアンのめくるめくギターが大変心地良い.フレディは凄く歌いたいのが良くわかる.荒っぽい録音.2枚目、3枚目を購入しなかったのは実に惜しいことをしました.

A  Night At The Opera 1975  CD41

見方によってはいちばん有名なLP.@はハード゙さもあるがコーラスの昇降が見事.以後軟・硬派の曲を繰り返すが軟調な曲では色々な音楽形式・楽器を取り入れていて、さながら音の遊園地.極めつけはやっぱり「ボヘミアン・ラプソディ」

At The Beep 1973 CD62

1989年にリリースされた73’のBBCスタジオライブ.CD11のライブ盤と考えてよい.デビュー当初はシンセサイザーを使用していないと言うクレジットがあったが実際ライブでどんな演奏がなされているかが最大のポイント.ギターフリークとしてはブライアンのギタワークが最も気になるところ.うねうねと昇降するフレーズはドキとするが、ジミヘンありペイジあり、フレディにはロバート・プラントの影響もある.不思議にクラプトンやデープパープルの影響は感じられない.歌心を離れないところがトータルサウンドを目指すクイーンの真骨頂.実力の高さがわかります

A Day At The Races 1976 LP589通算5枚目.

ここまで一気に駆け上ってきて小休止したというか、英国を離れたくなったんじゃないかと感じるのですね.今思えば最後の文学青年風.もちろん市場をアメリカに.この後から僕はクイーンを聴かなくなって来たのです.夜がオペラ座なら昼は競馬場でレースかな?

Jazz 1978 LP586

クイーンらしくないジャケットで、曲も方向転換してどうもアメリカ受けを狙った節がある.その後の2作でさらにはっきりするのだけれども、米国の方が、音楽を自由に出来るってことかな.商業的にもマーケットが大きいしね.下記に2枚ありますが、その後米国を席巻した、We‘ll Rock You、 We Are The Championにはとても幻滅した.映画音楽の担当も良かったのかどうか?少なくとも私には好ましくないが、商業的には成功.

no junle player title year
588 LP クイーン THE GAME 1980
554 LP クイーン THE WORKS 1984