LP728・CD231
 |
1. Do It Again |
2. Dirty Work |
3. Kings |
4. Midnight Cruiser |
5. Only A Fool Would Say That |
6. Reelin' In The Years |
7. Fire In The Hole |
8. Brooklyn (Owes The Charmer Under Me) |
9. Change Of The Guard |
10. Turn That Heartbeat Over Again |
|
1st.このデビュー作にルーツが詰まっている.ポップス感覚とソングライティングのセンスが光る名盤.フェーゲンのヴォーカル自体が、ひねた感じで渋い.①⑥がシングルカットされヒットしたが、他の収録曲も色々な音楽の形態を取り入れ、ハバナぽかったりで楽ちんになる.何か全曲を一つも聞き逃せないなという題名どうりのスリル満点、音楽の玉手箱のようである.
[オリジナルM]
ドナルド・フェイゲン :- ピアノ、エレクトリックピアノ、オルガン、ボーカル
ウォルター・ベッカー : ベース、ボーカル
ジェフ・スカンク・バクスター: ギター、ペダル・スティール・ギター
デニー・ダイアス : ギター、エレクトリックシタール
ジム・ホッダー: ドラムス、パーカッション、ボーカル
デイヴィッド・パーマー: ボーカル
[スタジオミュージシャン]
ヴィクター・フェルドマン : パーカッション
エリオット・ランドール : ギター
ジェローム・リチャードソン : テナーサクソフォーン
スヌーキー・ヤング : フリューゲルホルン
ヴェネッタ・フィールズ : バックグラウンドボーカル
クライディ・キング : バックグラウンドボーカル
シャーリー・マシューズ : バックグラウンドボーカル
|
LP730
 |
1. Bodhisattva |
2. Razor Boy |
3. The Boston Rag |
4. Your Gold Teeth |
5. Show Biz Kids |
6. My Old School |
7. Pearl Of The Quarter |
8. King Of The World |
|
2nd.
[オリジナルM]
ドナルド・フェイゲン
ウォルター・ベッカー
デニー・ダイアス
ジェフ・スカンク・バクスター
ジム・ホッダー
[スタジオミュージシャン]
ヴィクター・フェルドマン:ヴィブラフォン、マリンバ、パーカッション
レイ・ブラウン:コントラバス
リック・デリンジャー:スライドギター
ベン・ベネイ:アコースティックギター
シャーリー・マシューズ: バックグラウンドボーカル
マーナ・マシューズ:バックグラウンドボーカル
パトリシア・ホール:バックグラウンドボーカル
デイヴィッド・パーマー:バックグラウンドボーカル
ロイス・ジョーンズ:バックグラウンドボーカル
ジェイムズ・ロールストン:バックグラウンドボーカル
ロイス・ジョーンズ:バックグラウンドボーカル
マイケル・フェネリ:バックグラウンドボーカル
|
LP725・CD232
 |
1. Rikki Don't Lose That Number |
2. Night By Night |
3. Any Major Dude Will Tell You |
4. Barrytown |
5. East St. Louis Toodle-Oo |
6. Parker's Band |
7. Through With Buzz |
8. Pretzel Logic |
9. With A Gun |
10. Charlie Freak |
11. Monkey In Your Soul |
|
3rd.これまた良いね.今度はジャズ系で玉手箱.①はシングルカットでヒット.ジャズピアニストのホレス・シルヴァーの曲、あるいはブラジル音楽からアイデアを得たと言われる.②はファンキーに.⑤はデューク・エリントンの凝ったカバー.チャーリー・パーカーに捧げたと言われる⑥.ゲストプレイヤーを多数起用する制作スタイルも粋を極めたが?オリジナルメンバー二人が以後脱退.
[オリジナルM]
ドナルド・フェイゲン
ウォルター・ベッカー
ジェフ・バクスター
デニー・ダイアス
ジム・ホッダー
[スタジオミュージシャン]
ベン・ベネイ : ギター
ウィルトン・フェルダー: ベース
ヴィクター・フェルドマン: パーカッション、キーボード
ジム・ゴードン: ドラムス
プラス・ジョンソン: サクソフォーン
ルー・マクレアリー : ホーン
オリー・ミッチェル : トランペット
マイケル・オマーティアン: キーボード
デイヴィッド・ペイチ: キーボード
ディーン・パークス: ギター
ジェフ・ポーカロ: ドラムス
ジェローム・リチャードソン:サクソフォーン
ティモシー・B・シュミット:ベース、ボーカル
アーニー・ワッツ : サクソフォーン
|
CD233
 |
1. Black Friday |
2. Bad Sneakers |
3. Rose Darling |
4. Daddy Don't Live In That New York City No More |
5. Doctor Wu |
6. Everyone's Gone To The Movies |
7. Your Gold Teeth II |
8. Chain Lightning |
9. Any World (That I'm Welcome To) |
10. Throw Back The Little Ones |
|
4th.ウーン、ギター小僧が覗いているな僅かにだが.細部をハード仕様にしてメリハリをつけている.全体がブルージーながらもフュージョン的広がりを持ってるのは不思議な感じであるが.フェイゲン好みのギターを聴くのも心地よい(プレーはラリーカールトン、彼のメジャーデビューは1978年.リックデリンジャーの参加も嬉しい).フェイゲン自身の玉手箱だろう.録音技術が1975年は進歩して、密度の高い録音ができる様になったのか!
[オリジナルM]
ドナルド・フェイゲン
ウォルター・ベッカー
デニー・ダイアス
[スタジオミュージシャン]
ハル・ブレイン: ドラムス
ラリー・カールトン: ギター
リック・デリンジャー: ギター
ウィルトン・フェルダー - ベース
ヴィクター・フェルドマン:パーカッション、キーボード、ヴィブラフォン
ジミー・ハスケル : ホーン
マーナ・マシューズ: ボーカル、バックグラウンドボーカル
シャーリー・マシューズ:ボーカル、バックグラウンドボーカル
ヒュー・マクラッケン: ギター
マイケル・マクドナルド: ボーカル、バックグラウンドボーカル
マイケル・オマーティアン: ピアノ、キーボード
デイヴィッド・ペイチ: ピアノ、キーボード
ディーン・パークス: ギター
ビル・パーキンス: ホーン
ジェフ・ポーカロ: ドラムス、ドロフォン
チャック・レイニー: ベース
エリオット・ランドール: ギター
キャロライン・ウィリス: ボーカル、バックグラウンドボーカル
フィル・ウッズ:サクソフォーンなど、ボーカル |
LP726・CD234
 |
1. Kid Charlemagne |
2. The Caves Of Altamira |
3. Don't Take Me Alive |
4. Sign In Stranger |
5. The Fez |
6. Green Earrings |
7. Haitian Divorce |
8. Everything You Did |
9. The Royal Scam |
|
5th.4作の延長戦にある.ここでもラリーカールトンのギターが冴えるだが、それ以上に、強力なリズム陣に支えられたフェーゲンのドスの利いたヴォーカルが冴えわたります.曲は益々緻密に重くなるものの、軽快さを欠かないところが又凄いが、初期の爽快感は微塵もなく緊張.完成度が増している.強力なリズム陣に支えられた、見事なジャズロックポップアンサンブルとなっている.テーマと言い、ジャケットと言いアメリカの縮図ですかね.都市のさながらの性悪説.
[オリジナルM]
前作に同じ
[スタジオミュージシャン]
ラリー・カールトン:ギター
ゲイリー・コールマン:パーカッション
ヴィクター・フェルドマン:パーカッション、キーボード
ヴェネッタ・フィールズ: ボーカル、バックグラウンドボーカル
ボブ・フィンドレイ:ホーン
チャック・フィンドレイ:ホーン
ポール・グリフィン:キーボード、ボーカル
ドン・グロルニック:キーボード
ジム・ホーン:サクソフォーン
ディック・ハイド:ホーン
リチャード・ハイド :トロンボーン
スライド・ハイド:ホーン
プラス・ジョンソン:サクソフォーン
クライディー・キング:ボーカル、バックグラウンドボーカル
ジョン・クレマー:ホー
リック・マロッタ:ドラムス
シャーリー・マシューズ:ボーカル、バックグラウンドボーカル
ヒュー・マクラッケン: ギター
マイケル・マクドナルド:ボーカル、バックグラウンドボーカル
ディーン・パークス:ギター
バーナード・"プリティ"・パーディ:ドラムス
チャック・レイニー:ベース
エリオット・ランドール:ギター
ティモシー・B・シュミット:ベース、ボーカル、バックグラウンドボーカル
|
LP723・CD235 |
1. Black Cow |
2. Aja |
3. Deacon Blues |
4. Peg |
5. Home At Last |
6. I Got The News |
7. Josie |
|
6th.このアルバムは、日本人モデルの山口小夜子が表紙を飾っていることで本邦でも有名.ゲストもさらに豪華で、ジャズ界・ヒュージョン界の大御所も参加.ただ、有名どこをどう調和させるかが問題.歌いたいフェイゲンの伴奏をさせる訳になるし、ジャズメンにロックを演らせると詰まらないのは定番.で、4ビート基調になってしまったのでブルージーに聴こえなくはないが、ブルースはロックとジャズは共有できる.奏者のクレジットが記録されたのも目新しい.
②の表題曲は複雑なジャズ的転調.ウェイン・ショーターによるソロ、そしてドラマーのスティーヴ・ガッドも如何にもジャズ的な演奏.③はカールトンとリトナーの共演あり、フェイゲンはブルースポップに進むかな?④はステーブ・カーンのギターも聴ける.全体的にロック色が少なくてがっかりするが、ジャズメンたちの卓越した演奏がスリルと爽快感を与える.演奏に注目いっちゃうのは仕方ないが、アンサンブルは相変わらず見事としか言いようがない.ライブはやはり無理じゃないかな.僕は「The Royal Scam」を押すけど、ロック好きならそうなると思う.「Aja」冷静だもの.
本作は非常に野心的かつ洗練されたものであると高評価である.同バンドのアルバム中で最高の売り上げを記録した.アメリカ合衆国のチャートで3位、イギリスのチャートで5位を記録し、同バンド初めてのプラチナアルバムとなった.1978年7月に、このアルバムはグラミー賞の最優秀録音賞、ノン・クラシカル部門(Best
Engineered Album, Non-Classical)を受賞した.
[オリジナルM]
ドナルド・フェイゲン
ウォルター・ベッカー
[スタジオミュージシャン]
ラリー・カールトン: ギター、エレクトリックギター
ピート・クリストリーブ:フルート、テナーサクソフォーン
ゲイリー・コールマン:パーカッション
デニー・ダイアス:ギター
ヴィクター・フェルドマン:パーカッション、ピアノ、キーボード、ヴィブラフォン
ヴェネッタ・フィールド :ボーカル、バックグラウンドボーカル
チャック・フィンドレイ:ホーン、ブラス
スティーヴ・ガッド:ドラムス
ジェイ・グレイドン:ギター、エレクトリックギター
エド・グリーン:ドラムス
ポール・グリフィン:キーボード、ボーカル、バックグラウンドボーカル
ドン・グロルニック:キーボード、クラヴィネット
ジム・ホーン:フルート、サクソフォーン
ポール・ハンフリー:ドラムス
リチャード・ハイド:トロンボーン
スライド・ハイド:ブラス
プラス・ジョンソン:フルート、サクソフォーン
ジャッキー・ケルソー:フルート、ホーン、サクソフォーン
ジム・ケルトナー:パーカッション、ドラムス
スティーヴ・カーン:ギター
クライディー・キング:ボーカル、バックグラウンドボーカル
レベッカ・ルイス:ボーカル、バックグラウンドボーカル
リック・マロッタ:ドラムス
シャーリー・マシューズ:ボーカル、バックグラウンドボーカル
ルー・マクレアリー:ブラス
マイケル・マクドナルド:ボーカル、バックグラウンドボーカル
マイケル・オマーティアン:ピアノ、キーボード
ディーン・パークス:ギター
ビル・パーキンス:フルート、ホーン、サクソフォーン
バーナード・"プリティ"・パーディ:ドラムス
チャック・レイニー:ベース
リー・リトナー:ギター
ジョー・サンプル:キーボード、エレクトリックピアノ、クラヴィネット
ティモシー・B・シュミット:ベース、ボーカル
トム・スコット:指揮、フルート、テナーサクソフォーン、リリコン
ウェイン・ショーター :フルート、テナーサクソフォーン
|
LP731・254
 |
1. Babylon Sisters |
2. Hey Nineteen |
3. Glamour Profession |
4. Gaucho |
5. Time Out Of Mind |
6. My Rival |
7. Third World Man |
|
7th.このアルバムは、レコード会社の移籍問題に寄るアルバムの権利をめぐる議論等の問題が起き、前作より3年後にリリ-スされた.録音はNYとのことで、前2作とはメンバーがかなり異なっている.僕自身は[AJA]より好きなんですね.まあ良い間があるというか、これまでと比べると水墨画的情景です.フェィゲンのヴォーカルもソロアドリブもより沁みますよ.それにシニカルだ.
[オリジナルM]
ドナルド・フェイゲン
ウォルター・ベッカー
[スタジオミュージシャン]
ウェイン・アンドレ:トロンボーン
パッティ・オースティン:ボーカル、バックグラウンドボーカル
クラッシャー・ベネット:パーカッション
マイケル・ブレッカー :テナーサクソフォーン、ボーカル
ランディ・ブレッカー:トランペット、フリューゲルホルン
ハイラム・ブロック:ギター
ラリー・カールトン:ギター
ロニー・キューバー:バリトンサクソフォーン
リック・デリンジャー:ギター
ヴィクター・フェルドマン:パーカッション、キーボード
フランク・"ハーモニカ・フランク"・フロイド:バックグラウンドボーカル
スティーヴ・ガッド:パーカッション、ドラムス
ディーヴァ・グレイ:ボーカル、バックグラウンドボーカル
ゴードン・グロディ:ボーカル、バックグラウンドボーカル
ドン・グロルニック:キーボード、エレクトリックピアノ、クラヴィネット
ラニ・グローヴス:ボーカル、バックグラウンドボーカル
アンソニー・ジャクソン: ベース
ウォルター・ケイン:バスクラリネット
スティーヴ・カーン:アコースティックギター、エレクトリックギター
マーク・ノップラー:ギター、ボーカル
ラルフ・マクドナルド:パーカッション
ジョージ・マージ:バスクラリネット
リック・マロッタ:ドラムス、ボーカル
ニッキー・マレロ:パーカッション、ティンバレス、ボーカル
ヒュー・マクラッケン:ギター
マイケル・マクドナルド:ボーカル、バックグラウンドボーカル
レズリー・ミラー:ボーカル、バックグラウンドボーカル
ロブ・マウンジー:シンセサイザー、ピアノ
ジェフ・ポーカロ:パーカッション、ドラムス
バーナード・"プリティ"・パーディ:ドラムス
チャック・レイニー:ベース
パット・レビロット:キーボード、エレクトリックピアノ
チャック・サンプル:ベース
ジョー・サンプル:エレクトリックピアノ
デイヴィッド・サンボーン:アルトサクソフォーン、ボーカル
ザッカリー・サンダース:ボーカル、バックグラウンドボーカル
トム・スコット:アルトクラリネット、サクソフォーン、リリコン、テナークラリネット
ヴァレリー・シンプソン:ボーカル、バックグラウンドボーカル
ザック・スネイダース:バックグラウンドボーカル
デイヴィッド・トファニ:テナーサクソフォーン、ボーカル
トニ・ワイン:ボーカル、バックグラウンドボーカル
|
LP69・CD256
 |
1. I.G.Y. |
2. Green Flower Street |
3. Ruby Baby |
4. Maxine |
5. New Frontier |
6. The Nightfly |
7. The Goodbye Look |
8. Walk Between Raindrops |
|
|
CD237
 |
1. Gaslighting Abbie |
2. What A Shame About Me |
3. Two Against Nature |
4. Janie Runaway |
5. Almost Gothic |
6. Jack Of Speed |
7. Cousin Dupree |
8. Negative Girl |
9. West Of Hollywood |
|
7th.前作「ガウチョ」以来20年ぶりとなるリリースで、グラミー賞を4部門で受賞したということなので、いやがうえにも期待は高まったのだが、拍子抜けでした.一寸力が入らないれど. |
|
|
|
|
|
|