夏休み!!
8月15日〜17日 岩手県 奥中山高原 

8月15日 あらまぁ〜

 子供達は夏休み、ネブタにお盆にと忙しい。仙台の社宅でお世話になったYさんが言っていた、岩手県・奥中山高原にある【こどもの森】でキャンプをすることにした。あわよくばカブトムシもゲットしたいものだ。
 出発して1時間後、突然カミさんが「シュラフ忘れた!!」と言い出した。夏だから良いかとも思ったのだが、高原という事もあり夜は冷えるかもと、取りに戻ることにした。再出発したときは同じ道を走るのが嫌になりルート変更、高速を使う事にした。

高速を小坂ICで下りてたらたら安代を経由し3時頃ようやくこどもの森に到着。写真上は施設の正面玄関。

三角の建物が3つ、連なっている。
はっきり言ってすばらしい!!
内部も色々な遊び施設があり、しかも無料だ。

施設内にはこんなスライダーもあり


キャンプサイトはこんな所
真ん中にある白い三角はいつでもキャンプファイアーができる施設


 4時になりさて今日のビバーク地を考える。当初は少し北にある折詰キャンプ場に泊まろうと思っていたのだが、ここにもキャンプ場が併設している。しかしオートキャンプができず、駐車場からテントサイトまでが遠い。リヤカーで荷物を運ぶようになっている。テントも持ってきているから、たまに苦労してみるかとここに決定。2泊することに決めた。
 テントを設営した後はまづ風呂だぁ〜、近くにある奥中山スキー場にあるきら星のお湯に行く。


きら星の湯があるスキー場センター


満天の星

 今夜は久々にテントで眠る。夜空には満天の星、写真を取り捲る。管理棟の明かりにクワガタでも来ていないかと探してみたが蛾すら来ていなかった。暗くなり気づいたのだが、ノース・スターランタンの燃料、ホワイトガソリンを忘れてきていた。たまたま、ガスカートリッジ式のゼロランタンがコンテナのすみにあったので何年かぶりで点けてみたら、見事に点いた。節約して使えば、2晩くらい持つだろう。
 ちなみに、シュラフを取ってきて正解だった。やはり夜は冷える。シュラフにくるまりポータブルDVDを見ながら夜を過ごす。



明けて2日目  曇りです。

十数年前に3980円で買ったテント

 久々のテントでの睡眠は、銀マットを敷いていたものの体が痛い。芝生の上なのだが固すぎるのだ。朝食の後はキャンプサイトに隣接している森を散歩しに行く。木製の大きなアスレチックがあった。




 熱くなってきたので三角建物に戻る。施設内をあっちらこちら見て回ってたら、途中の壁に「さぼろ〜」シールがべたべた貼られていた。中には【人生さぼりとげる】 というやつもあった。しばしながめた後、「気に入った」。がんばろう、いっしょうけんめいやろう、努力が大切、そんな立派な心得の氾濫で疲れきった体には、こんなな言葉が心地よい。決めた今後の人生、さぼりとげよう

壁に貼られているシー




新たなる、我が人生の指針


熱くなってきたので、野外にある水遊び場で子供達を遊ばせる。これもまた、人工の滝もある立派なもの。


水遊び場・全景


滝もあるぞぉ


滝に打たれ、日ごろの行いを反省する息子!!
なぁ訳ないよなぁ!!



 夕方になり今夜の食材を買いに一戸町側に降り、道の駅「石神の丘」に盛岡で有名な、何とか食堂のもつ鍋があると聞いたので買いに行く。ついでに夕食をここで済ませ、夜食用にもつ鍋を探す。何とか食堂のもつ鍋を探したが見つからないので、別な所のものを買う。キャベツ入りが美味しいと聞いていたので、2玉150のリーズナブルで立派なやつを購入。
 キャンプ場に戻り、昨日のスキーセンタの近くにある「朝朱の湯(あさあけのゆ)」に行く。ここの温泉はアルカリ性のヌルヌルしたお湯で、露天風呂もある。人が多くてユックリできなかったが良いお湯だ。


奥中山高原・朝朱の湯

キャベツ鍋?? 煮込むと・・もつ鍋
 夜食にもつ鍋を作ってみた。はじめキャベツ1/3ほど入れてみたが味が濃い。一玉全部を入れてみたら、キャベツ鍋のようになってしまった。  30分ほど煮込んでみるとこうなりました。お味の方は塩辛く水で薄めてみるが、それでも濃い。2人分なのだが残してしまった。 



さらに明けて3日目 霧のような雨の日

 明け方から風が強くなり、朝テントから出てみると小雨状態。時々強く降る。撤収作業をするころには霧雨状態。傘が意味をなさない。それでもさすがに手馴れたもの、カミさんと2人でスマートにて撤収完了。
 さて今日は青森に帰る日。来る途中見かけた「七時雨山荘」で風呂に入ることに決め向かう。奥中山高原から牧草地帯を抜け安代方面に向い、30分ほどで到着。
 ここのお湯は鉱泉で温度が低く加熱して入らないといけない。そしてその加熱の仕方は、お湯の中に浸かっているパイプのバルブを開け蒸気を直接お湯に注入し暖めるというもの。この操作は入浴者が自由にできるので、好みの温度に設定できる。息子と二人貸切で、ぬるいお風呂でマッタリとする。時々蒸気をいれるとすぐに熱くなる。ここの温泉も気に入った!! 泊りがけで来てみたい
 


七 時 雨 山 荘

赤いバルブを開けると蒸気を注入できる お風呂・全景


 温泉でサッパリした後は、朱塗りの里・浄法寺町を通り青森に帰ることにした。浄法寺の町に着くと天台寺の看板が目につく。ここであっそうか「瀬戸内 寂聴」さんのいらっしゃるお寺だなと思い出す。せっかくなので観光客になることにした。
 駐車場に車を停め、歩いていくと山門があり、中には全身お札を張られた阿吽の像が奉られていた。このお札は、百円を払い購入し、住所・名前を書き自分の病のある部分に相当する阿吽像の部分に張ると病が治るという事らしい。男性は右側の阿像に、女性は左側の吽像にはるという事だ。
 当然のことながら、病の全快を願う俺もお札を貼ってきた。像の上部にもお札が張れるよう、そばには梯子も準備されていた。

吽の像 阿の像


天 台 寺


天台寺・ご本尊
大きな上半身に目を奪われる




上記写真説明が左看板です。

なんと石を木の根っこが石を飲み込んでいます。


 天台寺ではなかなか良いものを見せてもらった後は、田子町・迷いヶ平・十和田湖を経て青森に帰ってきた。