ビ-ル煮・失敗!!
7月26日 〜 27日 青森県・酸ヶ湯野営場
7月26日 失敗(最近いつも・・・)

 子供達は夏休みに突入。何をしたいかと訪ねるとテントを張りたいと言い出した。先週も湖水祭りで車中泊したのに、今週もまた外泊となってしまう。さすがに遠くに行くのはたいぎになり、近場で料理に凝ってみようキャンプにすることにした。梅雨明けしたのかしていないのかわからない曇り空のもと出発。
 キャンプ場は我が家から車で45分、去年の秋にも行った酸ヶ湯野営場に決めた。フリ−サイトで合計2100円の料金を払い、トイレに近いところにテントを設営。キャンプ場を見渡せば15張りのテントがあるが、なんと驚くべきことにその内7張りのテントがモンベルのム−ンライト7・5・3型だった。たいていは、コ−ルマンのテントが多くを占めるのだが今回は1張りだけ、なぜか新鮮な風景だった。いつも通りのめんどくさがりや、夏だし今夜一晩雨は降らないだろうと希望的観測の元、フライシ−トは張らないで簡単に設営を済ませた。
 その後は今回のメインテ−マ、アウトドアクッキングに凝ってみようタイム〜〜〜。メニュウ−は豚肉のビ−ル煮。材料、作り方は以下の通り。

材料 豚肉  400g
にんじん  小さいの 10本
玉ネギ    2個
ロ−リエの葉    2枚
小麦粉       大さじ 3杯?
ビ−ル   700cc
サラダ油       適当
作り方    
まず〜、豚肉に塩、胡椒をふりかけよくなじませる。
次に豚肉を焦げ目が付くまでにんじんと一緒に炒め、その後大きめにきった玉ネギを透き通るまでさらに炒める。
さらに小麦粉をまぶし、とろみをつける。
その後、(ここが大事なのだが)発泡酒ではなくビ−ル350ccを2本加えロ−リエの葉とともにじっくりと煮込む。
 
 煮込むこと90分。完成品の写真によれば、汁がなくなり美味しそうな狐色。しかしなかなか汁はなくならず、こんなものかなと皿に移しガ−リックパンと一緒に夕食モ−ドに突入。お味の方はというと、肉は前歯でサクっと噛み切れる柔らかさなのだが味がない。煮汁はやはりビ−ルの苦さのみ。晩飯はこれしかないということで無理して食べたが・・・・美味しくない!!一緒に煮たにんじん・玉ネギはそれなりのお味なのにお肉が美味しくない。
し っ ぱ い (失敗)
 さてここでなんで失敗したのか考え、次回のためのバ−ジョンアップを考えてみた。塩・胡椒で味付けした肉をビ−ルで煮ると、ビ−ルの味が強烈で他の味は負けてしまう。しかしビ−ルで煮ることによって、確実に柔らかくはなる。それならばビ−ル煮をした肉を、さらに生姜焼きのような味付けにしてフライパンで炒めたならば美味しくなるのではないかと推測してみた。
 これの実験をいつおこなうか、カミさんと計画案を話し合ったが、キャンプの晩飯で行なうのは失敗した時のリスクが大きすぎるため(他に食べるものがなくなる)やめようということになった。その代わり普段の家での夕食でリトライしようということにした。

7月27日 
 
 さて多少は青空の見える朝を迎え、何をしたいか考えてみる。やはり最近めっきり年をとり、疲れやすくなっている俺としては温泉に浸かり、昼寝をしたいという欲望にかられる。(毎回そうなのだけれど)
 ここ酸ヶ湯野営場のすぐそばには、全国区で超有名な酸ヶ湯温泉があるわけだが、近場のためいつもいつもでちょっと面白くない。そこで青森側に少し戻り、城ヶ倉から国道394号から板留に抜け、国道102号を十和田湖方面に向かう。途中、葛川という地域があるのだが、ここに鄙びた共同浴場があるはずなので探してみた。国道の裏通りを探し回るが見つけられない。切り明け地区、いわなの村まで行ってみるが、温泉を見つけられない。どうしたものか、しばし思案・・・素直にさらに十和田湖よりの温川山荘に寄って行くことにした。
 温川山荘は、文豪・吉川英治が宮本武蔵を執筆したことでも有名な鄙びた秘湯だ。何度か訪れてはいたがここしばらく立ち寄ってはいない。久々にお湯とご面会だ。ここはガイドブック等では露天風呂がメインで写っているが、内風呂もこじんまりとした木のお風呂で、南に向いた窓からの木漏れ日を浴びながらの入浴も素晴らしい。ただ、露天風呂は離れているので一度服を着なおししてからでないと移動できない。露天風呂は2つあるがどちらも混浴。こちらも気持ちよい。下の写真をご覧あれ。木漏れ日を浴びまったりとできる。ここの宿も泊ってみたい〜〜!!
 風呂上りは昼寝でもしと思っていたのだが、すでに1:00PMちかく、お腹がすいてきたと家族が騒ぐ。しょうがないなぁと黒石市まで走り名物の黒石焼きそばを食べて帰った。