みなさんは、「食べる」という言葉から、「家族」、「楽しい」、「おいしい」「好きな人との食事」「おかあさん」など、プラスのイメージを連想すると思います。。逆に「一人で食べる」「無理に食べる」「嫌いなものを食べる」など、マイナスのイメージもありますが、あえて口に出さないでしょう。食べるとき、私たちは、色や形だけでなく、香りや見た目、盛りつけなど五感のすべてを働かせます。さらに、過去の経験も影響します。その食べ物で食中毒を起こしたり、いやな経験(給食で無理やり食べさせられたなど)をした場合は、食べる気が起きないかもしれません。初めてのものは期待や不安、警戒心を持つでしょう。お袋の味なら、自然と心も和み、箸もすすむでしょう。自分の生まれ育った土地の料理には、特別な思い入れがあるでしょう。人間は、脳で食べる高等な生物です。食べる場所も配慮しましょう。がやがやうるさかったり、逆に、シーンとして会話も声かけもない雰囲気もいけません。摂食嚥下機能に問題のある子供たちの訓練に際しても、これらのことをしっかりと頭に入れて、対応しましょう。

 

 

食べ方にもそれぞれに個性がある

 

 

ミキサー食で食欲がわきますか?

 

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