成14年度予算決まる 344億8300万円 前年度6l増
3月定例議会が、1日から25日まで開催され平成14年度予算が審議されました。区画整理事業による新和小学校の移転工事等があり対前年比6lの
伸びを確保しました。私の選挙の公約でもありました「シルバー元気塾」を生涯学習課の下「シルバー元気塾推進係」を新設する事になりました。又教職員
住宅跡地につくる「ふれあい世代交流館」については、いわゆる箱物行政の域をでず、個人的には疑問を感じます。約2億円の建設費を投じ退職した職
員を配置し3世代の交流の場にすると言う事です。ファミリーサポートセンターを設置するものの、館としての事業は実施しないという事です。又市民待望の市内循
環バスがいよいよスタートします。バス事業の規制緩和が4月から実施されそれに合わせて4社が市内で運行するものです。3月26-30日に各社試験運行
が行われました。運行する企業は、東武バス、飯島興業、メ-トー観光、白石運輸の4社です。市は直接運行に関わらず、赤字が出た場合1/3を補助するもの
です。当面は2ヶ年の補助を考えています。路線については、早稲田東西循環、三郷新三郷駅、新三郷半田新三郷間、新三郷駅吉川駅間、三郷駅高州西
間計6路線、従来バス路線では走らないコースが予定されており、正式運行が始まれば、市内の交通アクセスは飛躍的に改善されると思います。運行する企
業によりサービスの格差も予想され企業努力に期待したいと思います。正式運行は秋以降との事です。
 
                                    

(質問と答弁の要旨です)          

1.行政事務の効率化に向けての取り組みについて
 組織全体の事務効率を上げる事については認識している。福祉関係では効率化が進んでいる。費用対効果の検証は、システム導入時には検討している。
職員のアイデア提案については、4月より庁内LANを使用し直接職員の意見を聞く「情報フォーラム三郷」をスタートする。IT化推進方法は、電子自治体や効率化推
進のため、プロジェクトチームを作り対応する。(市長.企画財政部長)

2.公共用地の有効活用と学校統廃合について
 処分、有効活用については、利用価値のない土地は処分を基本として検討して行きたい。今後、公共住宅は家賃補助政策に変更すべきではないか。立
地のよい市営住宅については、立ち退きを求める事は困難で空くのを待つ事になる。学校の統廃合については、内部では検討している。生徒児童の減少だ
けでなく校舎用地の活用と言う見地からも統廃合を検討する事もあると思う。(市長.教育庁)

3.三郷駅前南北商店街の整備と電線地中化を
 商店街整備は総合的な街作りの観点から考えて行く。都市景観、電線地中化については、行政としても認識している。埼玉県電線地中化協議会とのあい
だで検討したい。都市景観歩道の整備については、関係部署で検討する。(市長.環境経済部長他)

4.早稲田地区に交番の設置を
 犯罪の少ない街を目指しいるが吉川警察署管内で三郷市が最も犯罪が多く、5392件の63l3405件発生している。交番の設置に民間の資金を使用する提
案については難しい。市有地の買い換えや公園の一部を使用する事は、早稲田公園では規模が小さく難しい。早稲田南部に交番の設置は必要と思い県にも
要望してゆく。(市長.総務部長)

5.文化会館の有効活用と文化行政の旗艦施設に
 市の文化行政は、民間、地方、国全体で取り組む問題と認識している。旗艦施設としての位置づけについては、明確な回答はなかった。文化会館の利用料
は年4000万で管理費が9470万掛かっている。稼働率を上げる事は出来ないか。大小のホールの稼働は約50lです。又、運営の専門職については今後の課
題と考えている。(市長.市民生活部長)

6.東京都浄水場の発電所建設には環境に配慮を
 土地利用上の違反は、ないと考えている。環境に配慮した設計と聞いている。課税の問題は、共同企業体での事業なので固定資産税、法人市民税等課税
出来ると考える。三郷市に対しても電力の供給をしたいと聞いている。現在、計画中で決定にはまだ時間がかかるようだ。今後、環境アセスメント等十分検討し対
応して行きたい。又、東京都とも十分連絡をとり進めて行きたい。(市長.企画財政.経済)