9月定例議会が9月2日から24日にかけ10日間の会期で開催されました。本定例会には、一般会計補正予算11億605万円、国民健康保険、老人保健、公共下水道事業 介護保険各補正予算、それに、平成13年度一般会計他、各種事業特別会計決算認定の議案、条例改正案、教育委員の人事案、それに請願2件等提案、承認されました。
 平成13年度一般会計決算は346億1721万余で予算に対して1.4lの減額でした。ただ、収税出来なかった金額が22億5655万円もありました。国民健康保険の25億1301万、それに公共下水道、介護保険等の未納分合わせると48億6074万の未納額でした。いかに収納率を上げてゆくか大きな課題です。平成13年度までの滞納市税は総額約22億あります

9月補正予算
一般会計の補正予算の主なものは、吉川警察署裏に建設をしている「ふれあい交流館」完成に伴う運営費委託料、斎場拡張に伴う駐車場を確保するための整備費、借上げ料、番匠免に建設の排水機場の設計変更料、そして、早稲田中学校のテニスコートの改修工事費が主なものでした。又、インターA地区の区画整理組合に対し、事業推進のために貸付金1億を計上しました。

    一般質問 一般質問の要約です。
1. 第二大場川の改修計画について
 越谷土木事務所と十分調整をして目標に達するようにしたい。(市長)
新駅周辺、水辺のシンボル軸として公団と協議をし又、下水処理場付近については、県の改修計画に基づき早期事業推進をしている。又、中央、インターA地区の河川の護岸形態などの自然環境に配慮した調整協議をしている。
県では、整備促進のため、特定総合治水河川事業と住宅関連整備施設事業を組み合わせた事業の推進をしている。
総合計画都市マスタープランに基づき位置づき親水空間の創出をすべく位置づけしている。又、今後関係部署と調整を図りたい。(建設部長)


2.インターA地区、中央地区のまちづくりについて
 インターA地区 開発促進は得策であると思っている。組合においても減歩率を増やす等努力をしてほしいと思っている。市としても財政的に厳しい中でも、平成14年度は1億円を融資した。その他、取りうる方策がないか、調査研究を担当課に指示をした。組合役員一丸となった体制を期待している。平成14年後半には仮換地が予想されている。又、本格的な整備工事に際しては、効率的、有効的補助金を投入し早期に完了するよう支援して行きたい。(市長)
事業計画に応じての補助金、今年度、条例で無利子し貸付金で支援してゆく。(企画財政部長)
 中央地区 中央地区のコンセプトは親水交流都市、駅前広場は東側は親水性を持たせた見栄えのある都市公園、西側は、やすらぎのある芝で構成された公園とする。
中央地区計画の変更については、住宅取得者からの需要に応じ適当と考えており、第一種中高層住居専用区域では120uが適切である(都市整備部長)


3.三郷団地の高齢者住宅改修計画について
 今後20年間で1126戸改修計画している。1、2階の改修で、目標数値である。
すでに130戸入居している。半数は市外からの入居である。市の高齢者福祉計画の点からも市外からの受け入れについては何らかの対策講じたいと考えている。公団にも要請している。高齢者福祉計画との整合性、又、影響を最小限に押さえる対応をとってゆく(市長)
立て替えの際には、全ての棟にエレベーター又、全室バリアフリーの団地にすると言うのが公団の姿勢です。平成6-14年にかけて、駐車場や多目的広場、階段等部分的な改修、改善か賃貸分の全てで行われいる。草加市では、松原団地の30階建てビルの建設を行って1−3Fの低層階に業務、商業それ以降は住宅と成っている、将来、三郷団地でも建て替え時は松原団地の様な再生計画が討議されると考えている。(企画財政部長)


4.環境施設「エコドーム」の設置について
 平成12年度より、循環型社会をめざして、6種類の分別収集を行っており、又、生ゴミ処理機械等に補助金をだしている。
身近な所で出せる。ステーション回収をやっているので拠点回収の計画は現在はないが、将来、住民参加型のシステムが成熟した段階で検討して行きたい。(市長)
環境に対する意識向上については市内一斉清掃、ゴミカレンダーの全戸配布、又、施設見学、消費生活展でPRした。環境推進員が121名の皆さんいる。(環境経済部長
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 私は、一般質問で、第二大場川の都市河川としての改修工事の必要性を訴えました。第二大場川は三郷市のほぼ中央に位置し、北は吉川市から南は三郷放水路までの全長6180bの一級河川です。吉川市から三郷放水路まで5730bが埼玉県管理です。なぜ今、改修が必要かと言いますと、現在、北は吉川市の駅南の区画整理があり、南に三郷団地、そしてインターA地区の区画整理、最南端はつくばエクスプレスによる区画整理事業が実施されており、全長の内、まちづくりに接していない区間がわずか5-600bに過ぎないからです。総合治水対策特定河川事業として、平成11年度より一部の区間はスタートしているのです。しかし、全体計画に対し三郷市は何ら計画案を持っていないのです。信じられない事です。悪臭漂う河川に成る前に全線に渡り整備計画案を作り、県、国に要望すべきと強く訴えました。水辺の空間を作れる河川は第二大場川しかありません。衆知を集め即整備案を作成すべきと思います。どうお考えでしょうか。
 一般質問では三郷市全体の議論、質問は少なく大変残念に思います。

     
現在、三郷市が行っているゴミ回収は、各地区にゴミ置き場を指定しそれを回収車で集めると言う「ステーション回収」と呼ばれるものです。資源ゴミも同じ方法です。「エコドーム」と言うのは、資源ゴミを一カ所の施設に市民の皆さん自ら持ち込む方式です。これを「拠点回収」と言います。ここでは、指導員のもと徹底的な分別をする施設です。愛知県の日進市では、わずかの金額で施設を作り、週末には1200名ほどの市民が訪れ、市全体の資源ゴミの55lがこの施設で回収している実施例があります。この様な施設を小谷堀の最終処分場に作ってはと思っています。どうでしょうか。
     
 三郷市内で区画整理事業により街作りをしたのは、三郷駅の南北地区約200fの区域です。早稲田地区の区画整理は、武蔵野線の開通にあわせ始まりました。石油ショック、バブル崩壊と時代の中で、この地域から納税される固定資産税は市税の内大きな位置を占めてきました。平成13年度の固定資産税に占める割合は、早稲田区画整理地区の課税固定資産税面積は131.3236fで三郷市全体の面積の7.64lです。そこから納税される税金が、土地のみの固定資産税で6億3919万、割合で15.59lです。これに建 物分の固定資産税を加算すれば、固定資産税歳入の20-25lを負担しているのではないでしょうか。しかし、早稲田地区は、整備済みと言う事で街作りに再投資されません。もっと地域として要求してもよいのではないでしょうか。ちなみに、文化会館、早稲田図書館、各地区会館は、区画整理の余剰金で建設され、税金は1円も使われていません。