改革は内にあり 〜舞え!北京のチョウチョ〜」

        前三重県知事 北川正恭氏講演
8月25日市役所7階大会議室に於いて、前三重県知事北川正恭氏を招いての講演会が開催されました。今回の後援会は議員、市職員を対象とした講演会でした。北川前知事は、マニフェストを提示し政策に時間と責任を明確にする政治を実現し、見事三重県を先端産業県とした方です。特にシャープの液晶テレビ工場の亀岡工場実現までの県の誘致には特筆すべき政策手法で全国から注目されています。
講演の中で、これからは、行政は「統治から地域経営へ」の視点をもち、成果主義による市民満足度の向上へ、又、徹底した情報公開をし、市民との情報共有、情報共鳴へとする事が必要」と。その過程で大事な事それは「対話」であると言うお話でした。
冒頭に北京のチョウチョと言う話をされました。どういう事かと思いましたら、「北京でチョウが舞えばニュウヨークにハリケーンが起きる」と言うカオス理論のお話をされました。即ち「ある生態系が坦々と動く時にはそのまま推移するが、異質分子がすごい勢いで入った時にはその生態系は化学反応が起こり、新しい法則により支配される」と言うお話でした。
行政にも今や、異質分子の存在を認めなければ、新しい法則が生まれないのかも知れません。大変おもしろく伺いました。